競技会〜りぶらぶ

 やれやれ、今年のダンスイベントがすべて終了〜。最後の最後に来たのは、きっつい3週間。まぁ、それも自分の責任なんだけど。
 最後のイベントには9月中にエントリーしたものの、所属団体の競技会の後は、一旦はキャンセルしようと考えた。競技会で踊ったダンスは、そのイベントでは踊れないからだ。
 理由は2つ。1つは規定時間をオーバーするから。2つ目は、ルーシーの足が、お世辞にも万全の状態とは言えず、精神的にも疲弊していたからだ。音楽が流れると、ルーシーは「また、コレか」ゲンナリした表情を見せ、集中力が下がり、動きが非常に悪かった。何回か踊ると、足が上げ難そうにする。前足を触ると、歯を剥いて唸るだけでなくカツカツと歯を鳴らして威嚇した。炎症を起こしていた模様。
 新しいダンスを作るにしても、残された時間は3週間足らず。ここでムリをする意味もないだろうと思った。その一方で、競技会での失敗から得た発見や感覚を、次のダンスに着手するまで覚えていられるかというと全く自信がない。こういう発見や感覚は流動的で、現在の時点では有効でも、時間が経てば変わってしまうだろうし。
 軽い運動制限の間に、いろんなことを考えた。
 失敗しようが失うものはない。ルーシーの中に、ダンスに対するイメージがマイナスのままで残るより、少しでも良いイメージで次に進みたい。
 最後のイベントが行われるステージは、かなり滑りやすいフロア。ルーシーの場合は、関節がグラグラするのが一番いけない。できるだけ4つ足を地面につけた状態のムーヴにすること。ヒールワークを増やすことに。
 音楽は候補曲の1つを選んだ。夏の段階では、所属団体のイベントでもこの曲で踊ろうかと思ったのだけれど。イントロに当て込むムーヴ(前進)の出来にムラが多すぎて却下された。
 とりあえず、先生に協力をお願いすると、難色を示された←A先生は、(あ)が失敗する度に落ち込むのを見てきて、準備期間が短すぎる今回は、落ち込む可能性が非常に高いと懸念されていた。
 どうせ失敗するなら、大失敗した方が心残りがなくて良い。
 これ以上、落ち込むことはないだろう。
 先生は「そこまで言うなら」と、快く協力してくださった。

 かくして、新しいダンスに着手。
 曲はタンゴ。構成表を作成して驚いたのは、曲が8カウントどころか、かなりイレギュラーだったこと。普段は「8カウントで何小節」とかを書き込むところを、今回は何分何秒〜何分何秒とかだった(笑)。最初は超スローだが、途中から怒涛のスピードUP。メロディー展開が速くて、当て込むムーヴに困る。


↑2分14秒あたりから音楽が始まります。
 とりあえず構成は、遠隔3:ヒールワーク2.5:ステップワーク3:その他1.5の比率を目標にした。ラージサークルは使わないことに←ルーシーのラージサークルは緊張感ゼロだから、タンゴに全く合わない(笑)。
 ヒールワークは、途中でポジションを変えながら進むもの。静止技は、尺が余ったり、不足したりと、なかなか音楽にピッタリ合わない。ほぼ瞬間技になってしまったかも。
 なんといっても、キモは遠隔。それについては後日(笑)。