癌と闘う食事再び〜2

きのこ類
 最近の所見で、多くのきのこには、抗バクテリア・抗ウィルス・抗腫瘍の特性を有すると考えられる多糖化合物が含まれていることが判明している。一部のきのこは、免疫システムを刺激することで、また肝臓・腎臓・心臓の疾患に対して、推奨されている。きのことアラビノガラクタンは、肝臓への転移を減らすことで、また肝臓の腫瘍の治療についても、推奨されている。
 3,000種を超えるきのこ類の中で、医療目的でこれまで使用されているものは50種類ほどである。きのこを使用する療法では、獣医の監督の下で行うべきである。飼い主が、きのこ狩りに行ったり、庭に生えたきのこを適当に与えることで、毒性のあるきのこを間違って与えてしまい、死を招くことも考えられるからだ。
 きのこの抽出物は、通常、指示どおりに使用すれば安全と考えられている。場合によって、消化不良、口内乾燥症、湿疹などの副作用がある。きのこには、血液を若干薄めるため、コウマディン(ワーファリン)またはヘパリンといった薬と併用すべきではない。
 新鮮な生のきのこを使用する場合、栄養補助のため自家製の食事に4〜6個を加えても良い(小型のペットには1〜2個、中型・大型には4〜6個を使用すること)。しかしながら、今のところ、日常的にきのこを与えてガンを予防したり、効果的に治療したという研究はないことを心に留めておくべきだ。
 ↑Messonier先生の著書より

 最も一般的に医療目的で使用されているキノコが紹介されているけど、アガリクスなんかと一緒に、

 しいたけ と 舞茸 が入っていた。

 先生によると、ストレスへの耐性を強化する上で適応促進薬になるという。なお、舞茸に含まれるD fractionとMD fraction(←これが何なのかは、分かりません。スイマセン)が免疫システム(ナチュラルキラー細胞、細胞傷害性T細胞、サイトカイン2種)を刺激し、なお、従来の治療法の効果を高め、化学療法による副作用を軽減するらしい。ただし、これらについても科学的な根拠はまだ不足している。

 ネットの海外サイトによれば、ビタミンD(しいたけに含まれる)は、癌細胞の成長を抑制し、細胞自然死を促進するなどの効果があるようだ。結腸直腸新生物を予防することが判っているが、いかんせんビタミンDがすべてのタイプのガンに有効という、はっきりしたデータはない。ただし、ビタミンDを過剰に与えると問題を起こすことがある。食事1kgあたり10,000IUを超えないようにしなければならないという。

 鍋料理の食材で癌を防げるって?
 さすがにアガリクスはムリだけど、これらのキノコは日本にいれば生のものが入手できる。
 しかし、しいたけはともかく、舞茸って、どう数えるのさ(爆)?
 まだ情報が不足してるなぁ。
 でも、信じる者は救われるとも言うし。

 という訳で、ルーシーに今週から、しいたけ4分の1個ずつ1日2回の食事で与えてみることにした。
 今のところ、体調は変わらない。
 便が緩くなるかと思ったけれど、それもない。

 しいたけのみじん切りを牛すじスープに加えると、スープが熱くなくても、しいたけがシンナリして、本犬は抵抗なく食べていた。ビタミンDは脂で溶けるので、摂り過ぎないように量を気をつければ上手に使えるかも。数日をかけて、少しずつ増やしていこうかと考えている。