ガツンとやりたい

　ルーシーというヤツ。元来、日替わりで態度が違う。♀らしいっちゃ、らしいんだけど。年を重ねるにつれ、頑固になってきた気がする。

　目ん玉から火花が出るほど叱っても、昔のような「米つきバッタ」スタイルで謝ることは少なくなった。おざなりでも謝るポーズをとれば良い方で、ヒドイ時は、こちらの叱責が聞こえなかったフリをしたり「私は悪くない！」と歯を剥いてシラを切ったり。

　そのクセ、こちらが「まだやるか？！まだ言うか？！」と凄んで見せると、慌ててお腹を見せる。目を合わさないように息を潜めているのに、フードの袋のガサガサ音を聞きつけたら「ワン！」と催促。

　テメー、何様のつもりじゃヽ(`Д´)ﾉ。

山の中で置き去りにしたら（もちろん最終的には回収するんだけど）ちっとは反省するかしら？　　

「アンタみたいに、お母さんに対してウーウー言うヤツは、もうウチの子じゃない。ここでタヌキと一緒に住みなさい」と言ってやった＝３。　

リードを外して「もう、どこにでも行きなさい」と言い放ち、後ろも見ないでスタスタと山道を下りてやった＝３＝３。　

ルーシーから見えないところから振り返ったところ、ルーシーは、茂みに入り込んで、ここぞとばかりにニオイ嗅ぎ＿|￣|○。

　　「ここで声をかけてはならじ」と、そのまま歩いていたら、自分の前から家族連れが来て回収せざるを得なくなった。作戦は大失敗である。
コイツを心底反省・後悔させる術は、この世に存在するのだろうか？