サイド散歩

 朝の散歩のうち2分の1をサイドで歩く。一日の散歩でいえば、4〜5分の1程度だろうか。
 ほんの小さな変化だけど、これを始めて1週間。
 最初は、自分自身に戸惑った。
 ウ○チ袋やリードの持ち方をイチイチ考えないといけない。無意識にできることを、いまさら意識してやり直すって、意外とメンドクサイ。2日目には、首から肩にかけてコリコリ。やっぱり普段と違うことをすると、体が緊張しているらしい。
 一方のルーシーも、とまどっていた。同じ運動量のはずなのに散歩後に爆睡。同時期に散歩の時間を少し前倒しにして、生活のリズムが変わったせいもあるだろうけれど。始めは意識が途切れる瞬間にツイテの位置に入ろうとした。しかし、それも非常に少なくなってきている。
 効果のほどは・・・どうだろう?
 正面から犬が来て、すれ違う場合、これまでは毎回ルーシーに声をかけていた。互いにツイテの位置だと、すれ違う瞬間に犬同士が近い。ルーシーが相手にチョッカイを出さないように、そして相手の挑発に乗らないようにするためだ。
 サイドにしたことで、ルーシーの態度に気を遣わずに済む。その一方で、全体的に視野が変わるから、背後から自分の左側をすり抜ける自転車に驚かされた。
 「ツイテ」で歩くと、ルーシーは、こちらの体の左側から正面に入り込んで顔を見ようとする。一方「サイド」だと、こちらの体の側面についたまま歩ける。足を踏む心配がないから、サイド歩きに慣れたら、こっちの方が良いかも。
 今のところ、サイドは、モチベーションUP絶賛キャンペーン中(笑)。コマンドを出して〜褒めて〜フードを与えて〜の繰り返し。元々ルーシーは、ただ歩くのはツマラナイと思っていたから、しかたがないか。
 キャンペーンの効果なのか、サイドで歩くとニオイ嗅ぎをしない。ルーシーにとっては、緊張と弛緩がハッキリ区別されている。そのせいか、ツイテに戻したら、やたらとニオイを嗅ぐ(笑)。サイドで歩くのが当たり前になったら、これも変わるかもしれないなぁ。
 帰宅後に足を舐めるのは変わらない。ただ腰の筋肉が張るらしく、一日の終りに「揉んで〜」と訴える。触った感じでは、片方がもう一方よりも筋肉が発達したとか、張っているということはない。サイドの量がまだ少ないからかな?
 問題は、これからの季節。傘を持つ手をどうするか(爆)。
 これこそ、ウン十年の月日を経た癖だから、持ち替えるのは難しい。これからも肩コリの季節が続きそうだ。