犬も英語が判る?

 最近のニュースで、よく学校での英語教育をとりあげている。小学校では、子供達に教えなきゃいけないので、先生達も一生懸命に英語を勉強しているそうだ。少なくとも20代以上の年齢の人間には、なかなか大変な作業だと思う。
 ちなみに、最新の科学ニュースによると、犬は文法を習得できるかもしれないという。当ブログで以前紹介した1,000以上の名詞を覚えたチェイサーちゃん。最初の3年間は物の名前を覚えさせて、レトリーブをさせていた。今度は、”To △△ take ○○”(○○を△△のところへ持っていく)というのを覚えさせたそうだ。例えば”To Frisbee take ball”と言われたら、ボールをフリスビーのところへ持って行く。”Take ○○ to △△”という本来の文章も覚えさせているが、今のところ成功率は約75%だという。
 最初に覚えさせた文の語順が、本来の文章と若干違うのは、チェイサーちゃんが人間の幼児ほどの知能と判断したからだろう。幼児は繰り返し言葉を耳にして覚えていく訳だけれど、最後に言われた言葉が一番記憶に残るそうだ。チェイサーちゃんが最初にとるべき行動は、ボールをとることだから”take ball”を記憶に残すべく文の最後にしたのだろう。ただし、犬と人間とは言語認識が違うから、個人的には本来の文章の語順の方が良いと思うんだけど。
 いずれにしろ、犬は文を最後まで聞く辛抱強さが必要だ。特にボーダーはそこが難しいかも(笑)。”To Frisbee”と言われた瞬間にフリスビーをくわえちゃうだろう。
 よしんばボールをとったとしても、その段階で、おそらく最初に言われたフリスビーのことは忘れちゃってるだろうし(笑)。自分に求められているのが一連の動作だと理解させるのは難しい。そして”to”の意味を理解するのは、さらに難しい。
 ルーシー相手に教えるとしたら・・・と想像してみた。ヤツはボールに全く興味がないから、最初からダメだろうなぁ(笑)。おやつを使って、なんとかボールをくわえることを教えても、”to Frisbee”と言われたら、すぐにボールを放して、好きなフリスビーをガジガジするだろう。「違う」と言われ続けると、ストレスでアホ走りか尻尾追いをする。で、叱られて「もう良いです」とフテ寝。


 あぁぁ、なんて不毛なんだ!←まだ脳内シミュレーションの段階(^^ゞ。


 もれなく犬も人間もストレスが貯まるだろうけど、使わなかった脳を使うのも大切かもね。

 梅雨になったら、ヒマつぶしに試してみようかな?