熱中症

 夕方。日中の気温が33.8℃――観測地点はルーシー地方で一番気温が低い場所らしい――まで上がり、日の高い時間は犬も人もグッタリ。夏の疲れのせいか、(あ)はルーシーの中散歩をするはずが、うっかり寝過ごした。気がついたら4時半。「ヤバイ!」と飛び起きて散歩に出る。
 玄関のドアを出て、一瞬たじろいだ。この暑さは大丈夫かなぁ?
 それでも、排泄はさせないと。
 ルーシーにはクールシャツを着用させ、氷水を飲ませながら木陰を歩いた。芝生の場所で休憩をとり、ゆっくりと歩くだけの1時間。
 ルーシーの呼吸は荒かったけれど、立ち止まることはなかった。むしろ元気過ぎて、ヘロヘロの飼い主には手に余る感じ。
 帰宅すると、ひどい頭痛に見舞われた。家を出る前に水は飲んだし、歩いたのは建物や木陰の遊歩道だった。それなのに、わずか1時間で軽い熱中症にかかったらしい。
 慌てて氷水を飲み、頭や体を拭いて風を当て、頭痛薬を飲んだ。
 今年の夏は、明らかに例年と違う。ルーシー地方で4時半に熱中症って、ありえないぞ。
 生野菜をたくさん食べて(キュウリは体を冷やすらしい)、ともかく安静。
 一晩寝たら頭痛は消えたけれど、日々の疲労は蓄積されていることを痛感。蓄積された疲労は、体調管理の支障になるだけでなく、判断力を鈍らせる。現にルーシーには拾い食いを許してしまった_| ̄|○
 三連休は雨らしい。低い気温に体が慣れてしまった後、暑さがブリ返すことになる。
 ・・・かなり堪えるだろうなぁ。
 飼い主がダウンしたら犬はどうなる?!
 ダウンした犬の看護も大変だけど、飼い主がダウンしたら、どうしようもないではないか。
 「大丈夫だ」と軽く考えないこと。
 いざとなったら、風呂場でルーシーと暮らそう。・・・裸の付き合いだな(爆)。