現実的なデータ

 酷暑。今日も水遊びに行きたいな〜と思ったけれど、やることがあって断念。ダニ忌避薬のメーカーへの問い合わせである。
 水曜日に水遊びをした。忌避薬を適用してから1週間のタイミング。帰宅後、何も考えずにシャンプーしちゃった。やっちゃった後で考えた。「アレ?薬の有効期間はどうなるんだろ?」
 ルーシーが現在使用しているのはプラクテ○ック。スポットタイプで有効期間は6週間である。目を皿のようにして製品説明を読んだけれど、忌避効果とシャンプーに関する記述が全くない。
 以前はフロ○トライン(旧)を使用していた。獣医さんに確認したところ、1ヶ月の有効期間で「(忌避効果が持続するためには)シャンプーは1〜2回まで。」と言われた。
 プ○クティックに変えた時、獣医さんに訊いたところ「このタイプは、シャンプーしたからといって、そう効果は変わらないと思うんですが」と言われた。しかし、詳しいことはわからないと言う。製品説明とネットのHPを見たけれど、全くシャンプーの影響について記述がない。
 今年は夏が長そうだから、できるだけ水遊びをさせたい。しかし、ダニは御免だ。
 プラ○ティックだとスポットタイプのみなので、効果を持続・補強するとすれば、有効期間が終了するよりも前にスポットタイプで補強するしかない。でも、どのタイミング?なお、プラ○ティックを規定量以上に使用しないようにと但し書きがある。体に変調をきたすケースがあるのだとか。まだ残っているのに重ねづけして良いのかな?
 どうしたもんかいな?
 こういう薬の効き目って、タンスの虫除けと違って(主成分は同じらしいよ 笑)見て判るもんじゃないし。シャンプー1回で、どれだけ忌避効果が減少するかというデータはないものか?
 という訳で、メーカーに直接問い合わせることにした。長くお世話になる製品だしね。
 対応してくれたのは、メーカーの獣医師さん。非常に丁寧に説明をしてくれた。しかし、残念ながら、一番欲しいデータ「1回のシャンプーで、どれだけ忌避効果が減少するか」はないという。
 辛うじて関連したデータとしては「製品を滴下した翌日に水浴を1回させても、有効期間である6週間は効果が持続した」というもの。

 う〜〜む

 都会のコンクリートジャングル(←死語)で暮らす犬ならいざしらず。

 夏場の6週間で、シャンプーなしの水浴び1回こっきり?

 これって現実的???

 ルーシーは屋内で暮らしているけれど、毎日1回は体を拭くし、夏場はシャンプーを最低でも2週間に1回はする。肛門腺が詰まりやすい体質だし、水遊びもするし、散歩場所には、ノミは知らんがダニがいる。
 およそ人間と屋内で生活しているワンコの大半が「夏場の6週間に水浴1回こっきり」なんてことはないと思う。
 ボーダーコリーは比較的体臭の少ない犬種だけど、それでも長期にシャンプーをしなければ「香ばしいニオイ」だの「昆布臭」だの「雨の後の制服のニオイ」だのがする←お分かり(爆)?これが、ラブやゴールデン等の他の犬種なら、人間との共同生活でニオイが気にならない訳がない。
 確かに、メーカーの言い分も一理ある。シャンプーの仕方や条件は、それぞれ違うから(2度洗い+コンディショナーなんて子もいるらしい)、「シャンプー1回で」という基本条件に問題があり、データを出せないという。それなら、「これこれ、こういう条件でシャンプーしました」と書けば良いんじゃないの?
・・・と思うのは素人の考えだろうか?

 先日、車の燃費データの基本条件について、消費者庁がメーカーに指導するなんてハナシが出てた。渋滞時やエアコンを稼働した条件下での燃費とか、もっと実際の利用に沿った現実的なデータを出すようにって。

 健康を守る薬だからこそ――それが人間以外であっても――実際の使用をベースにした条件でデータを出して欲しいと思うのは、ワガママだろうか?

 ちなみに、例によって、いろんなことを訊きまくった。夏場に長文を読むのはツライかと思って割愛しましたけど。 興味のある方は・・・ご連絡下さい(笑)。