よもやま話です(笑)

 ダニ忌避薬とシャンプーによる影響について。先日思わせぶりな書き方をしたので「さてはメーカーから極秘情報を入手したのでは?」と思われる方も多いでしょうけど。そういう情報なら、さっさと書いてますよ(笑)。
 よもやま話だと思って、ヒマつぶしに読んでいただけたらと思う。くれぐれも真剣に読まないでね。
 なお、ルーシーにはアレルギーがあるので、内服薬については調べなかった。
 ご興味のある方は、使用されている製品のメーカーさんに直接質問をぶつけることをお勧めする。その方が、個々のワンコの持病(持病があれば)やライフスタイルを説明できるし、犬にとって最善であろう対処法が見えてくるかもしれないから。

1. フロ○トライン(以下「フロ」)とプラ○ティック(以下「プラ」)の違い
 2つの主な忌避成分はピリプロール。これはダニにもノミにも効く便利な物質である。殺虫効果に加え、微量だけれど香りがあるらしく、この香りは虫が嫌がる傾向があるそうだ(残念ながら、ダニは付くけどね)。この物質は「タンスにゴ○」等の虫除けにも含まれているらしい。
 では何が違うかというと主成分以外のもの。フロもプラもスポットタイプで指定期間中は体表に付いている特徴がある。そのための成分が水に溶けやすいか、溶けにくいかの違いなのだそうだ。

2. プラのスポットタイプを滴下した上で、フロのスプレーで補強するのは効果があるか
 理論上では、2つの薬は同じ忌避成分を使っていることから、補強は可能だと思われ、その可能性は高い。また、犬の健康面に害を与えるとは考え難い。しかし、2つの薬に含まれるその他の成分が、どのように働くかは不明。上手く忌避効果を補強できるかもしれないし、相乗効果を生むこともあるかもしれない。また、逆に互いの忌避効果を打ち消す可能性もないとはいえない。
↑これは獣医師資格のあるメーカーの窓口担当者のご意見。

↓ルーシーの掛かり付け獣医さんから以前訊いた意見。
「別の薬品を並行して使用するのは避けますね」
 この時は「スポットタイプのフロ(旧)を滴下し、2週間目にフォ○トレオンを滴下したらどうか?」という質問だった←当時はフロ(旧)だったし、スプレータイプがなかった。

 メーカーの窓口担当者さんは「害になるとは考え難い」という意見だったけれど、薬は使用法によっては毒にもなりかねない。必ず掛かり付けの獣医さんにご相談ください。

3. マダニが一番怖い
 虫の中でもマダニが媒介する病気は多いし、これらの病気は重篤な症状を引き起こし治療が難しい。できれば生息環境に近づかないようにして欲しい←水遊びの場所って、もれなくダニの生息環境だよね(苦笑)

4. 一番忌避効果があるのは、コマメなチェックである
 散歩直後に、犬の体をくまなくブラッシングして、ダニの付着がないかをチェックするのが一番である。ダニは吸血虫としてはドン臭い方なので、コートに付いても、毛をつたって皮膚に到達するまで(つまり、実際に血を吸うまで)時間がかかる。この時点でダニを捕獲できれば危険を回避できる。

 すでに分かっていたことが大半なので、皆さんにとって役に立つ情報かどうかは分からない。

 ただね、(あ)にとって今回一番の発見は、メーカーに獣医師資格を持つ方がいて、ユーザーの問い合わせに直接応えてくれることだった。とはいえ、実際に相手は個々のワンちゃんを診る訳ではないから、窓口の方に言われたことを100%受け入れるのではなく、必ず掛かり付けの獣医さんに確認して欲しい。