困ってます〜再び 1〜

 先月の記事「困ってます」の続き。
 近所に野良猫(複数)に餌を与えている人がいるらしく、特定のお宅に野良猫が居着いている。屋外に出された飼い猫に惹かれてか、最近、野良猫が我が家や近隣の庭を訪れては糞尿をする。きちんと飼育責任を負わない上に、子猫が増えている・・・というのが先月のハナシ。
 今年、我が家は自治会の役員をすることになったので、環境委員長さんに相談した。
 「野良猫に餌を与えないように」「飼い猫は自宅敷地内で飼育するようにお願いしたい」という回覧は出せないかと。
 「野良猫に餌を与えないように」は、明らかに法律違反だから。一方、猫の飼育方法については、自宅内飼育(←敷地ではないところがミソ)は、あくまで動物病院が推奨する方法であって、屋外に出したからといって法律違反には問えない。
 そのことは最初から判っていたから、あくまで「お願いしたい」なのだ。また、ネコの飼い主さん達に不公平と言われてはいけないので「犬のフンを放置しない」ことを付け加えていただくことに。その点を説明すると、委員長さんが自分で回覧の原稿を作成して自治会の会議にかけると仰ってくださった。
 で、自治会の会議を通った回覧を見て、愕然とした。
 ネコについては、他人に迷惑をかけないように注意を喚起するだけで、飼育責任のことも、飼育方法のことも、具体的なことには全くふれていない。それなのに、ネコ除けの方法(灰やオレンジの皮等を庭に撒く)が加えられている。
 最初に考えたのは、
 「被害に遭っている人が、これを読んだら怒るだろうなぁ」ということ。

なぜ、飼育責任を負わずに動物に餌を与え続ける行為が法律違反だと、はっきり書かないのか?
子猫が増えている現状で、被害に遭っている側が努力して、どうにかなると思っているのか?
そもそも、なぜ被害に遭っている側が努力しなければならないのか?
灰やオレンジの皮を庭に撒いて、病気をもったネコや近親交配で生まれたネコが増えなくなるとでも思っているのか?
こちらが訴えているのは、単に糞尿被害だけではないのに

さらに、ネコの飼い主さんの気持ちに配慮して「犬のフンを放置しないように」と加えるようにお願いしたところ、吠え等の問題が加えられていた。自治会の会議の判断かもしれないけど、内容はネコに甘く犬に厳しいもの。いずれにしろ、こちらの意向は、回覧に全く反映されていなかった。

・・・これが限界なのかなぁ。
自分をはじめ、役員は、なんとかトラブルなしに任期を終えたいと思っているからなぁ。
世間では、ご近所トラブルも、最近、物騒な事件に発展してるし。
当たり障りのない程度のことしか言えないのかもしれない。

そう自分を納得させようとしていた矢先のことである。

<続く 笑>