ストライキ決行中?

 今年も例年通りにホットカーペットを出した。しかし「これが10月か?」と思うほど気温が高かったので、その時点ではカバーを出さず。一部に綿のキルトカバーをかけて、その他の部分は、ホットカーペットの本体、つまりプラスチックが剥き出しの状態だった。当然、電源は入れていない。暑ければ、プラスチックでお腹を冷やせるし、寒ければキルトに寝れば良いと思ったから。プラスチックの本体はクッションが入っているので、感触はカチカチではないしね。
 ところが、本犬は気に入らなかったらしい。プラスチックと言わず、キルトと言わず、前足で掘り返そうとする。前足でグチャグチャにつくねて、お腹の下に敷こうというのだ。キルトの場合は簡単にめくれるのだが、プラスチックはそうはいかない。見るからにイライラしていた。こちらが「そのうちあきらめるだろう」と静観していたら、ルーシーはカーテンや窓ガラスに体をぶつけ、尻尾追いを始めて、最後はバターンとキルトの上に横になる。騒がしいこと、この上ない。全く、ご近所迷惑なヤツである。
 旅行から戻ると季節は急激に冬に向かっていた。朝の気温は0℃近い。「こりゃ、たまらん」とホットカーペットのカバーを出した。出してみて驚いた。
 カバーが小さい・・・。
 本体は3帖なのに、カバーが2帖しかないのである。
 去年、汚れたカバーを洗濯機で洗ったら、畳み方に問題があったのか一部が裂けてしまい、結局捨てる羽目になった。ちなみに、この裂け目を喜んだのはルーシー。嬉々として重点的に裂け目を堀り返していた(爆)。
 捨てる際には「もう一枚あったはずだから良いわ」と思っていた。しかし、カバーは、現在使用中のホットカーペットではなく、それ以前に使っていた分に合わせて購入したものだったらしい。
 緊急措置で、2帖のカバーとキルトをかけることにした。
 すると、これまたルーシーは気に入らなかったらしい。
 ルーシーは、しばらくオモチャに八つ当たりをかましていたが、リビングのドアにバーンと音を立てて体当たり。廊下に出て、こちらを振り返ってキッと睨みつけ、クレートに入ってフテ寝。
 「フカフカじゃないじゃん!!」と抗議しているらしい。寝床は狭いけれどフカフカだから、そっちがマシということか。
 2帖のカバーは、去年使っていたものほど毛足が長くない。この方が(あ)には都合がいい。なぜなら、掃除がし易いからだ。カバーの毛足が長いと、掃除機をかけた時に、カバーの毛ばかりが取れてしまう。ルシ毛のアンダーコートは、掃除機で取れなければ、最終的にコロコロをかけざるを得ない。誠に掃除の効率が悪い。こちらにとっては、フカフカかどうかは、あまり大きなポイントではないのである。
 一方、犬にとってはフカフカは大きなポイントなのかもね。
 最近のルーシーは早寝になった。「フカフカ改善要求」を掲げストライキを続けているらしい(笑)。