ルーシーのダンス 1

 例によりグチ&覚書なので、どうぞスルーしてください。

 グダグダだったけど、なんとか最後まで踊った。それだけで御の字・・・ということにしておこう(爆)

 今回は苦しんだなぁ〜。練習っていうより、アイディアの面で。体の制約から可能な動きが限定された上に、全体的なスピードも大幅に落ちてしまったからだ。
 ルーティンは、12月初めの段階で、なんとか7割はできあがったが、3割はどうしても決まらない。ルーティンのたたき台を持って、A先生に協力をお願いした。

 自分で作ったルーティンで一番気になったのは、メロディー開始後の8カウント4つ分。(あ)の案では、ルーシーにフロントのポジションをとらせて一緒に後退させたかった。この動きは、今回のダンスで『一番の肝』と個人的に考えていた。その一方で「4つ分は長すぎるんじゃないか?」という考えが頭をかすめた。
 8カウント4つ分をフロント位置でバックさせる理由。
 ひとつは、曲の最初で観客側にテーマを分かりやすく見せるため。ルーシーと社交ダンスを踊っているように見せたかった。
 2つめの理由は、ルーシーの運動面での課題だ。右側の股関節が浅いため、どうしても反対側ばかりを使おうとする。バックさせると、どうしても軌道が右に曲がってしまう。これまでダンスでは遠隔でスピードをつけてバックさせてきた。今回から速度は落としても良いから、1歩1歩を一緒に歩いて両方の後ろ足をバランス良く使わせたい。それでもバックの軌道が曲がった場合、8カウント2つ分では立て直すにも短すぎる。だから4つ分を使いたい・・・。
 作った本人には明確な意図があるけれど、見る側にはどう映るんだろう?ダンスのことを知らないお客さんには、単に後ろ向きに歩いているだけに見えるだろうし。面白味に欠ける。
 所属団体ならば「同じ動きが続いて、単調で長すぎる」と判断するだろう。でも、ルーシーの運動としては4つ分が必要なのだ。
 そのことをA先生に訊くと、やはり「もったいないですね」と仰った。いろんな代案を出していただき、悩みに悩んだ。結局、(あ)が移動しルーシーのポジションをフロント→サイドに変える。2つのポジションで8カウント2つ分ずつをバックで歩かせることにした。
 予想以上に成功率が低かったのがハンド&チェンジ。失敗時には、ハンド(右側)だけしかやろうとしない。骨が変形した右の前足は、その足を上げることよりも、反対側の前足を上げる際に上体を支える方が痛むらしい。急ぎ他の静止技を考えたが、時間切れとなってしまった。
 曲のエンディングをどうまとめるか?ぞうきん(バウバック)は去年使ったから使いたくないし。ハンドシグナルは使いたくなかったけれど、センターからの前進→後退でポジションを変えてポーズ2種とすることにした。
 ルーティンが最終決定となったのは、なんと12月9日。本番まで1週間を切っていた。

写真はリハーサル。

<続く>