妄想登山

 とうとう念願の初登頂を果たした。日本を出発して1ヶ月余り。これほど苦難続きの登山があっただろうか?

 悪天候や艱難辛苦を乗り越えて辿り着いた世界最高峰の頂から臨む景色は、この上なく美しい。

 この美しい景色こそ、自分との闘いに勝った者だけに与えられる褒美である。

 それ以外を求めてはならない。残して良いのは自分の足跡だけなのだ。

 世界を眼下に思うのは、自分がいかに小さな存在かということである。

 その小さな自分が偉大な功績を残したことを誇りに思う。

 
 ただ今、妄想中〜(爆)