ユニゾンと不協和音ペア

 オリンピックが始まって、TVをつける時間が増えた。深夜起きているのは無理なので、フィギュア等の特に見たい部分は録画している。その他、見るともなしにTVを付けて、スノボなんかもチラ見しているが「理解できん」と呟く日々である→「理解できん」のは、「なぜに、わざわざレールを滑らんとイカンのか」とか「技の綺麗さを競う前に、なぜに服装を改めんのか。半ケツ出すな」とか。いささか年寄りの愚痴っぽい(笑)
 さて、フィギュア。普段はあまりTVで紹介されないペアやダンスも見て、ため息をつく。
 「ユニゾン(一体感)」という言葉が頭に浮かぶ。
 いろんなドッグスポーツはあれど「ユニゾン」が要素に入っているスポーツはダンスだけだ。しかし踊っていて、これほどジャッジの評価と自分が感じる手応えとが違うものはない。
 何なんだろね、ユニゾンって。
 オリンピック直前に、たまたまBSで昔のロシアのペア2組を取り上げた番組を見た。1組は経験豊かなペア。もう1組は新結成したペア。同じ競技会に出て、経験のあるペアは、素人目にもあきらかな失敗2回。一方、新ペアは大きなミスなく終了。ところが成績は経験のあるペアの方が高かった。担当したカナダのジャッジは「(経験のあるペアは)確かに失敗したけれど、ユニゾンを感じた」と言う。技の正確性ではマイナスであっても、技以外の部分でのユニゾンが、これを上回るプラス評価だったということ。

 う〜〜む、分からん!!
 おそらく分からんまま、我らのペアはダンスを止めることになりそうだ(笑)。

 それはともかく。ルーシーなのだが。
 (あ)がフィギュアを見ていると、必ず邪魔する。
 リビングでアウアウ言いながら尻尾を追いかけたり、「喉が乾きました〜」というので廊下に出して水を飲ませたり、「眠いので寝ます〜」というので、また廊下に出てクレートのドアを開けたら、今度は「やっぱり、まだ寝ません〜」と戻ってきたり。画面の前に立ってオシリを突き出してきたり、わざわざ(あ)の足の間に横になり、やれ「お腹をかいて」だの「首筋を揉め」だの訴えてきたり。
 スノボなんかは「ふぅぅぅん」てな態度なんだけど、フィギュアの時だけ、なぜか邪魔してくる。
 地元の声援を受けてロシア勢が絶好調。ロシアの選手が出てくると大歓声が上がる。
 するとルーシーは、それまで足の間でグーグー寝ていたクセに、起き上がって歯を剥いて唸る。「お母さんにプルシ○ンコを見せてはならじ」とでも思っているのか?こっちは録画してるから巻き戻すけどね(爆)。

 やっぱり我らにユニゾンは理解し難いな。