提案する犬

 予想していた以上に、ダンスに対するルーシーのやる気は高い。
 しか〜し、すでに飽きの兆候が見え始めた(爆)。
 まだ、ルーティンが全部できてない。ルーシー相手に、イントロの一部分を練習しているだけなのに。
 定位置で遠隔指示により連続的にポーズを変える。オスワリとかフセとか、単純かつエレメンタリーなものだけどね。
 その練習で、ルーシーは、指示されていないことを、やろうとする。例えば、バウの代わりにゴロンと転がったり。
 こういう現象が見られるのは、大抵ルーティンを通して踊るようになってからなんだけど。今回は、なぜかこの段階。
 余計なことをやらかして「違う」と言われれば、見事にテンションが下がるんだよな。こちらは注意の仕方も気をつかう。「あれぇ?」「えぇぇ〜?」とか(爆)→ちなみに「そうだっけ?」は止めた。「そうです!」とシラを切るようになったので(笑)
 うーん、なんとか来週で目鼻をつけて、4分の3は踊れるようにしたいなぁ。
 残りの4分の1?そりゃー、秘密に決まってる←ウソ、アイディアが浮かばないから、ぶっつけ本番かも(笑)
 ここへ来て、(あ)の体調が超低調。
 その上、仕事が来た。(T_T)
 唯一の救いは、ルーシーが基本的には嬉しそうに動いてくれること。
 問題は、指示されていない余計な動きをすること。
 それに、サイドステップを指示されると、アウアウと文句を言う。
 想像するに、ルーシー自身が「ポーズも、サイドステップも、何が面白いのか、ちっとも分かんない!」と思っているのだろう。自分が面白くないと思っているポーズや動きを指示されたことが不満で「もっと別のことがやりたい」と訴えたり、「なんでサイドステップかな〜」と文句を言ったりしているのではないかと。
 こちらの口からは時折「どうしよっかなぁ〜」。すると、ルーシーは嬉しそうに「くるん」やバックをしてみたり。「やっぱダメ。音楽と合わん」と却下。ルーシーは恨めしそうな表情:)。
 犬のくせに、面白い動き、面白くない動きがあるって。
 で、こっちに「提案してる」つもりらしい。
 犬主導のペアなんて他に聞いたことないぞ。
 ドッグダンスの根本と歴史を覆す暴挙だわね。

ルーシーは「乗ろうよ」と言うかもしれないけど、お母さんは絶対嫌だからね。