すごいダンス
今回の競技会で、スーパークラスで優勝したペア。スーパークラスでは、指導する側のトレーナーさんが自分達の腕を競う場所。ちなみに、A先生も、このクラスで青空ちゃんと優勝したし、今回の競技会ではワクちゃんとデビュー&入賞された。
で、この優勝ペア。金色のキラキラ手袋で登場した時は、(あ)は「マイコー?もしかして、マイコー?」とテンション↑↑。予想に反して、曲はDaft P○nkの"Get L○cky"だったけど、「ドッグダンスもここまで来たか〜」と、思わず口から出た。
y○utubeでルーティンの動画を見つけたので、紹介したいと思います↓。
何が超絶スゴ技ダンスなのか?
これを説明するのはヒジョ〜に難しい。一つ一つの技の難度、実施の正確性。指示の出し方。指示に対する犬の反応速度。ダンスのスピードとスケール、etc. たくさんあり過ぎる。
特に(あ)が驚いたのは、テンション・コントロールと集中力の維持。
このルーティン。犬が静止する場面と動く場面が連続する。犬が静止する場面は、全く動かない。
ボーダーコリーの特性として、動くとテンションが上がる。テンションと集中力は直結しているから、動けば、基本的に集中力も上がるものだ。
ルーシーと踊っていて最後まで悩んだのが、テンション・コントロール。ルーシーの性格上、テンションが下がることはまずない(笑)のだけど、下がった場合は、こちらが何をやっても上がらない。逆に、テンションが天井知らずで上がってしまい、暴走して先走ったり、指示にないことをやろうとしたり。競技では集中を上げるために、テンションを上げようとしたのだが、結果として自爆することが多かった。静止した途端、集中も切れる。だから静止技はヒジョ〜に少ないし、やっても瞬間芸に近い(爆)。
このボーダーのテンションと集中は、アジやディスクのそれとは全く別物で、シープに近いのではないかと思う。テンションは高いが高すぎない。体は動いていなくても、集中力は高く、次の指示を全身で待っている。その状態を長時間保つことができるのは、爆発的なエネルギーを発揮するアジやディスクではなく、シープドッグそのものだ。
ハンドラーの豪腕コントロールが成せるワザか、それとも、この犬の特性なのか?
おそらく両方だと思う。
クライマックスのない平板な曲で、ここまで面白いダンスに仕上げ、人犬共々、見応えのあるパーフォーマンスを見せてもらった。素晴らしいの一言である。