13歳に寄せて 3

今回の健診結果を総合すると、生命に係わるような大きな病気はないものの、すべて経過観察が必要な問題。獣医さんのハナシの端々に「老化だからしかたがない」というニュアンスを感じます。

幸いにも大きな病気にかかることなく、これまで過ごせたのだから、今後もできるだけ元気で過ごして欲しい。別れは遠くないだろうけど、ルーシーが苦痛を味わうことなく、自宅でゆっくり過ごし旅立って欲しい。

そのためには、可能な限り老化の加速を抑えて、新たな問題が発生しないようにしたい。そう考えるのは飼い主のエゴかもしれませんが、獣医さんが「自然な老化なので、これは放っておいて良いでしょう」と言われる度に、私とのスタンスに距離を感じることが多くなりました。

ボーダー飼いの先輩達によると、13歳はボーダーコリーの一生で大きな節目らしいです。ある方は「13歳を乗り切れたら15歳までいける」、またある方は「13歳で身体に大きな変化が出た」と。

先輩飼い主さん達に、こうしたアドバイスをいただけるのはありがたいことです。中には「ちょっとしたことで不安になるだろうけど、あんまり神経質にならないように」と飼い主の気持ちを気遣って下さった方も。ご自身が大きな悲しみを経験されたにも関わらず、ルーシーのためにご協力いただき、本当に感謝しています。

若い頃と違い、なんやかんやで動物病院には月に最低1回は通院。その度にルーシーの様子は診てもらっています。年一回の健康診断で詳しく診断してもらい、小さな変化を見逃さず、発見の都度、獣医さんに報告しアドバイスを受ける。掛かりつけで対処してもらえる部分は、すべて行う。

それ以上のことは・・・おそらくしないだろうと。ルーシー地方には大学病院はないため、大手術となれば長距離を通院しなければなりません。その時点で人間の介護がどうなっているかは分かりませんが、これらを両立させるのはとても無理だと考えています。

その代わり、できる限りルーシーと一緒に過ごそう。どんな状況でも、一日一回は一緒に笑うことを忘れずに。

そして、13歳を無事に乗り切るため1日1日を大切に。ゴールではなく、足元を見て歩いて行きたい

と思っています。