どないせいっちゅーねん!?

 昨日のプライベート・レッスンでU先生に言われたことを一晩考えてみた。でも、どうしても理解できないので、ここに書こうと思う。「しつこい奴っちゃな〜」と思われるかもしれないが、これが私の性分であり趣味なのだ。
 ここ数週間、ルーシーはトイレシーツで用を足していない。すべて屋外、それも乾いたアスファルト道路の上、本人の好みは緩やかな上り坂である(傾斜があると、おしっこが後方に流れて足が汚れない)。屋内で行われたしつけ教室では、フロアに数カ所トイレシーツをあらかじめ広げてあるのに、それ以外の場所で小をしてしまい、その様子を見ていた先生から「ルーシーは、トイレシーツを認識していない」と指摘された。「せめて起きた後の一回目だけはトイレシーツでさせたい」と思い、毎朝、目の前にトイレシーツを広げるが、本人はトイレシーツを噛んで破いてしまったり、上に座ってみたり。「どうせ散歩に出るんでしょ?」と言いたげに、飼い主の顔を見ている。
 「路上の方が気持ちが良いから」という理由で、あえてトイレシーツで用を足さないのなら、まだ良いのだが、トイレシーツを認識していないとなれば、話は別だ。これは矯正が必要ではないか?ということで、最近、朝散歩に出る時間を遅らせて、トイレシーツで用を足させようと試み始めた。ところが、結果は大失敗。シーツ以外の場所にわざわざ小をしたり、吠えたり。困った私は事情を説明して、U先生に再度相談したのである。
 するとU先生は「お母さんは、先手を打つのが早すぎるのでは?」と言う。私はいちいち小さなことでルーシーを叱るのはイヤだし、できれば誉めてやりたいのだ。言っておくが、優等生のアンディ君と違って、ルーシーは打たれ強いタイプで、叱られても「へのカッパ」である。しかし、こちらは「ガミガミババア」にはなりたくないし、力づくで相手にこちらのリーダーシップを認めさせるようなことはしたくない。
 それより重要なのは、トイレを我慢するのは体に悪いし、そんな癖はつけさせたくないということだ。だから、トイレシーツで用を足さないとなれば、外に連れ出して用を足させる。大体、昼前で二回目に小をしたいだろうと思われる時間に、ルーシーの前にトイレシーツを敷く。それでダメなら庭に出す。それでも出ない時は出ない。そこまでやって失敗するのなら、叱っても、また叱られても、お互いに納得できるのでは?というのが私の論理。
 今朝のルーシーは、トイレシーツを出されても、自分の尻尾を追いかけてグルグル回っていた。ストレス行動なのだろうか?
 ところが、昨日の時点でのU先生の話では「ボーダーコリーはIQが高いから、次々と先手を打たれると、それが分かってストレスになるのでは?」とのこと。
 えー、そんなことあるんだろうか?それが真実なら、一体、どないせいっちゅーねん!?