手術後1日

 ルーシーは朝も、水を口にしようとしなかった。昨夜は眠れなかったようで、午前中はクレートの中で過ごした。しかし、昨日は物音に過敏に反応していたが、今日はクレートのすぐ側で、(あ)が掃除機をかけても起きようとしなかった。よほど疲れがたまっていたのだろう。また、精神的にも落ち着いてきて、痛みにも慣れてきたようだ。眠れるようになっただけでも、ホッとした。
 昼近くになってクレートから出したところ、ミルクとドライフードの小粒を飢えたように食べた。もっと食べたい様子だったが、少しずつ復食させなければ。とりあえず獣医からもらった痛み止めを飲ませる。相変わらず小はするものの、大の気配がない。昨日は絶食で過ごした訳だから、お腹の中に食べ物はあまり入っていないはず。久しぶりの食事の後で、すぐに大をしろという方が無理があるかもしれない。
 Tシャツに兵児帯という出で立ちのおかげか、傷口を直接舐めることはないが、どうも気になるようだ。毛を剃られたところをしきりに舐めていた。ワイヤーを引き抜かなければ良いのだが。
痛み止めが効いてきたようで、午後は仰向けになってグースカ寝ていた。3時頃にようやく大をしたが、親指の先ほどのを5つほど。カチカチのコロコロだった。ミルクを少しやると、「もっと」と要求してきた。少しずつね。
 こういう時に限って、きれいな秋晴れである。早く良くなって、一緒に散歩ができたら良いなあ。