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 同じ地域に住んでいても、ボーダー同士が出会うことは珍しい。それぞれがやっている活動が違うと、散歩のコースや運動の場所が違うからだ。ルーシーの場合は「取っ組み合いバカ一代」なので、夕方は、多くのワンちゃんが集まるF公園の芝生にいることが多いけれど。
 ピーター君はアジリティなどのスポーツが得意で、さまざまな大会にも出場していると聞く。そのために飼い主さんは、特に気を配っているのだろう。非常にスリムである。お散歩はもっぱら自転車だとか。かなりの速度で道路を長い距離にわたり走るようだ。スタミナとスピードを高める運動とみた。
 いつものようにルーシーを連れてF公園に行くと、珍しいことに、お母さんがピーター君をロング・リードにつなぎ、トレーニングをされていた。ピーター君はと言えば、ひも付きボールをしっかりと噛んでいる。(あ)がピーター君のお母さんに挨拶すると、当のピーター君は、こちらを見ているけれど、ボールを取られては大変と警戒している様子。
 ボールが大好きで、一度口にしたら離そうとしないらしい。近くで他のワンちゃんがボール遊びを始めたら、地を這うような低い姿勢をとり、そちらのボールも静かにねらっていた。もちろん走ればブッチギリに速いし、力もある。リードにつないでいるからと言って、飼い主さんは安心できない。
 ルーシーは、ピーター君と遊びたそうにしていたが、当の本人がやる気がないのが、すぐに分かったようで、お尻をフリフリしながら、ルイちゃんに甘えに行った。ルイちゃんが行くところに付いて回って、「遊んで〜」と誘っている。「取っ組み合いバカ一代」の名に恥じないように、精進しているということだろうか?
 ササミで呼び戻しは、少しずつ成功し始めている。ただし、遊んでいる時は7割方失敗するけれど。ササミに飽きる前に覚えさせなくては!