お腹

 尾籠な話で恐縮だが、ルーシーが久しぶりにお腹を壊した。最近、朝夕の散歩の間に食事を与えるようにしている。昨日はプライベート・レッスンがあり、2時半から夕食分のドライ・フードを与えた。しかし、ルーシーは夕方に大をせず、その代わり今朝散歩に出る前に大量に排泄した。昨夕から貯め込んでいたものを出したのだから、当然の結果かもしれない。そして、(あ)は朝食分のドライ・フードを持って、ルーシーと散歩に出かけたのである。
 ところが、ルーシーは朝の散歩の最中に追加で2回も大をし、2回目は軟便に近かった。これはお腹を壊していると判断し、それ以降はフードを与えなかった。朝食で与えたフードは65グラム。通常90〜100グラムなので、半分強という量である。
 ルーシーは帰宅するや昼までグウグウ寝ていた。その後、もう一度、短い散歩に連れ出した。当然、おやつを与えるのは控えている。しかし、その時、排泄したのは下痢に近かった。本人は食欲もある様子だが、原因が分からないのに食べ物を与えるのは危険である。ビオフェルミンを与えて、さらに経過を観察する。
 夕方、散歩に連れ出したが、ルーシーは大をしなかった。おやつがもらえないので、抗議のためか、木の枝を食べようとする。慌てて取り上げたが、「じゃあ、食べ物をちょうだいよ」と歯を剥いた。困った奴だ。
 下痢が止まったのは良いけれど、単に胃腸の中に食べ物がないからではないだろうか?という訳で、夕食は就寝前ギリギリまで遅らせて、ササミ+ニンジンのゆがいた物を与えることにする。消化が良くて、ビタミンがあるものと考えたからだ。
 一日様子を見て、明日も下痢が続くようなら、医者に連れて行こうと思う。相手は喋れないだけに、状況判断が難しい。お腹が減っているのに食べ物がもらえないので、ルーシーは恨めしげに(あ)を見ている。そんな視線の中、自分が夕食を食べるのは、なんだか申し訳ないけれど。