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 前にも書いたが、ルーシーはジェントル・リーダーが大嫌いである。(あ)が散歩の用意をしたら、ルーシーは「ほなら、行きまひょか〜」と立ち上がるのに、ジェントル・リーダーを見た途端「勘弁しとくなはれ」とばかりに逃げ回る。そして、角の方に隠れて、「やっぱ、着けんとあきまへんか?」と、恨めしげに(あ)を見上げる。
 (あ)と言えば、ルーシーの女心にも訴えるべく、ジェントルを着用しながら「ルーシー、可愛いねぇ。良い子だねぇ。」を連発して、尻尾の下がりまくったルーシーの気分をもり立てようとする。しかし、そんな言葉では最早ごまかされなくなってしまったようだ。
 最近、そのジェントル・リーダー嫌いが高じて、カラーを着用するのも嫌がるようになった。カラーの後にジェントルを着用させているので、カラーを見てジェントルを連想するようになってしまったらしい。
 初めは「ルーシー、これ、ジェントルじゃないよ。カラーだから。大丈夫でしょ?」と言い含めて、なんとかカラーは着用させていた。しかし、どうも頭の中で「カラー→ジェントル」の公式が、できあがってしまたようだ。カラーを見せた途端、クレートに逃げ込んで、出てこようとしない。
 大半の犬がジェントル・リーダーは嫌いである。超秀才のアンディ君だって、嫌がるらしいから、その点は確かだ。ルーシーは、着用してからも往生際が悪く、(あ)の足に鼻面をこすりつけてジェントルを脱ごうとする。カラー着用まで嫌がるとは、「イヤな物はイヤや〜!」という抗議なのだろう。
 しかし、こっちはアンタのために早起きしてるんだからね。これ以上ワガママ言うなら、噛み癖矯正用の鼻面カップにするぞ。