レインコート

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 今日は朝から雪が降り、道路を濡らし、庭を白く染めた。昨日購入したレインコートを早速ルーシーに着用させ、散歩に出かける。
 ルーシーの場合は、雨の日に散歩をすると、足の裏(特に肉球周辺)と狼爪の周囲の毛、尻尾、胸の毛が汚れることが多い。だから一般的な背中を覆うタイプだと、あまり意味がない。何カ所かをマジックテープで留めるトレンチコート型もあるが、これでもお腹の部分が出てしまうので、汚れてしまうだろう。という訳で、購入したのはツナギ型である。
 着用の効果を考えてツナギ型を購入したものの、いざ着用させるとなると、なかなか大変である。四本の足を筒型の袖に通すのに、予想以上に時間がかかってしまった。わずかな時間、雨の間隙を縫って散歩させるとなれば、予めレインコートを着用させておかない限り無理だろう。ルーシーのような落ち着きのない犬だとなおさらだ。先ほど通したはずの足が、別の足に取りかかっている間に、袖口から脱げているのを見ると、「こいつにはゴミ袋でも良かったかも」と思ってしまう。
 なんとか着用させて「ルーシー、可愛いねぇ」と声をかけるが、当の本人はブルーな気分である。上目遣いで「私は何も着なくても可愛いのに、なんでこんなものを着せるのよ」と、こちらを睨んでいる。
 ツナギ型では、手足、頭が出る場所以外では、下腹部からお尻、尻尾用に開口部が設けられている。背中にジッパーが付いていて、首回りはマジックテープで調節できる。ただし着心地は良くないらしい。ビニールのレインコートは、歩く度にゴワゴワするし、ルーシーは生地がすり合う音に、たびたび後ろを振り返る。用を足そうと座る時も、後ろ足の生地がつっぱるのだろう。違和感を感じて、何回か座り直しをしていた。
 大体、雨の日の散歩自体が、私たちにとっても、大変な事なんだよ。少々窮屈かもしれないけど、我慢しなさいよ。