ルーシーの取っ組み合い友達であるコーギーのクーちゃんが、明日からしばらく遊べないという。明日、避妊手術を受けるからだ。お母さんは、クーちゃんを午前中に病院に連れて行き、午後に手術の予定だそうだ。だから、今日はできる限り遊ばせてあげたいという。手術をすれば、抜糸まで最低で1週間かかる。(ルーシーはもっと長かった。)その間は激しい運動はできないので、「ストレスが貯まるだろうなぁ」とお母さんは、タメイキをついておられた。
 クーちゃんは、誰とでも仲良く遊べる明るいワンちゃんである。(あ)がルーシーを連れて、いつもの遊び場所に連れて行くと、歓迎モード全開で走り寄り、迎えてくれる。まだリードを外してもらっていないというのに、ルーシーはクーちゃんとカプカプと噛み合いながら、じゃれ合う。ようやく体が自由になると、二人で早速追いかけっこを始める。
 クーちゃんにとって、遊び相手はルーシーだけではない。ボールを追いかけたり、小太郎くんやマロくんたちとも走り回っている。多くの場合、ルーシーより先に公園に到着し遊んでいる。恐るべきスタミナの持ち主である。それに、クーちゃんは朝・昼・夕方と一日3回散歩をしてもらっている。夕方の散歩から帰宅しても、一人で廊下を爆走しているそうだ。ルーシーは夕方の散歩から帰宅し、足を拭いてサークルに入るや、疲れがどっと出るのか、夕食までグウグウ寝ているんだけどなぁ。そういう毎日を送っているクーちゃんが、1週間といえども、走るのも我慢しなければならないという。さぞかしストレスが貯まるだろうなぁ。
 クーちゃんは、コーギーとしては非常に小柄である。コーギーの成犬は通常12〜13キロくらいだそうだから、7キロちょっとのクーちゃんは、子犬に間違われることも多い。電話でクーちゃんの月齢と体重を伝えると、「エサをやっていないの」というような質問をされることもあるそうだ。しかし、すでに一回は発情期を経験しているという。
 クーちゃんをお母さんにすることも考えたそうだ。しかし、お母さんが7キロちょっとでは、相手を見つけるのが難しい。コーギーは元来多産なので、子供が大きいと難産になる。だから、同じくらいの小柄な体格の相手を見つけなければならない。普通でも、相性の良い相手を見つけるのは難しい。その上、小さな体格の相手を見つけるとなれば、ますます大変である。
 今回、手術をするにあたり、クーちゃんのお兄ちゃん達は、獣医さんに「できるだけ小さく切ってください」と頼むことにしているそうだ。優しい家族に囲まれてるんだね。クーちゃん、頑張って!! 元気になったら、また遊ぼうね!!