ピーママさん、本当にありがとう!!

 ルイルイ・パーティーの一環として、ドッグショーが行われた。ドッグショーの後は岡山に移動して、遺伝性疾患とケアに関するレクチャーやドッグビーチでの懇親会なども行われたようだ。この日の夕方(た)は結婚式に呼ばれており、昼には家を出なければならないという。参加をあきらめていたところ、ピーママさんがドッグショーに誘ってくれた。
 テレビのニュースで知っているドッグショーといえば、各犬種チャンピオン犬のウィニング・ランくらいだ。一体、どんな審査をしているんだろ?(あ)の興味といえば、その程度。何の予備知識もないままに、ピーママさんの運転で加古川へ。
 集まったワンちゃん達は、それぞれ毛並みが立派でおとなしい。真夏の炎天下で皆じっと我慢していた。白黒だけではなくブルーマールからレッド、パピーちゃんまでいる。今回のドッグショーは通常のものとは違い、ハンドラーによる犬の扱い方までは対象とせず、純粋に容姿や健康状態を審査する。素人がチラッと見ても多様なのに、これだけのワンちゃんをどうやって審査するんだろう?
 審査員の先生からいただいた説明書をチラ見する。全般の審査基準として「バランスの良い犬であること。品質、優美さそして完璧なバランスを見せるスムーズな外形と、シープドッグとして任された仕事に長い期間、積極的に取り組み、任務を果たす上で、これに耐えうる充分な資質を合わせ持った犬であること。粗野で貧弱なものは望ましくない。」とある。いきなり予選落ちやんけ!ルーシーは「優美」なんて言葉からはほど遠い。粗野といわれたら、そうかもしれないもんなぁ。
 どんなワンちゃんが入賞し、どんなコメントをもらったかは、ルイルイ・パーティー主催者のHPで詳しく紹介されるので、そちらをご覧下さいね。

 ショーの前にちょっとお手伝いをしたついでに、先生と直接話すチャンスを得た。
 (あ) 「私は初めてボーダーコリーを飼うことになり、犬のこともドッグショーのことも全く知らないんだけれど、どんな審査をして、どんなコメントをするのですか?」
 先生  「例えば、頭、耳、鼻、目、唇、歯などの形や位置や状態、顔の表情、前足や後ろ足の筋肉の付き方、首、背中のライン、足の運び、肉球部分、尻尾の長さや付き方などを見ます。」
 (あ) 「ということは、全部ってことですね?」
 先生  「そういうことになります。」
 (あ) 「(ルーシーを指さして)今回の審査は純粋に犬の質と容姿が対象になりますが、この犬だと、どんなコメントをしますか?」
 先生  「・・・」無言のままルーシーの頭をさわる。
     「・・・」口を開かせて歯を覗く。
     「・・・」首や前足、後ろ足、腰のあたりをさわる。
     「・・・」ルーシーの背後に回り、後ろ姿を眺める。
     「・・・」尻尾をつまみ、少し上に挙げてみせる。
     「・・・頭の形が良いですね」
     それだけかい!!一気にドッグショーに対する興味が下がってしまったぞ。

 今回来日された専門家は2人。もう一人の若い先生は、トレーニングにも精通されているらしい。ある飼い主さんが質問をするお手伝いをした。このワンちゃんは現在3才。アジリティーが大好きなのだそうだ。
 飼い主 「アジリティーは、何歳までやらせて良いのでしょうか?」
 先生  「足腰に問題がなく、健康で本人にやる気があるのなら、ずっとやらせても構いません」
裏を返せば、定期的に健康状態のチェックが欠かせないということ。アジリティ大好きワンコの飼い主さん、気をつけてあげてくださいね。
 話は変わるが、今回ピーママさんに「ルーシーそっくり」というワンちゃんを紹介してもらった。二匹が並んだところを見ると、笑い方や表情が似ているなぁ。どこかで血がつながっているかも。ベルちゃんはルーシーよりも足が長いし体高が高く、随分格好が良い。訊けば体重はルーシーの方がずっと重いらしい。ベルちゃんはピーター同様、スポーツが得意らしい。「ボールちょうだい」と、しきりに飼い主さんに催促していた。ベルちゃんの飼い主さん、暑いところルーシーに会って下さって、ありがとうございました。
 なお今回ピーママには、何から何までお世話になりました。また、突然ルーシーの世話までさせてしまい本当に申し訳ありませんでした。帰宅後、お仕事とのことでしたが、お疲れが出ませんように。本当にありがとうございました。     
ピーターさんと
アンディさん
ベルちゃん