暑さでフラフラです〜

 やっぱり日光に当たると疲れるんだなぁ。昨日ドッグショーに来られたワンちゃんの大半は、ワゴンで来ていた。7時と早い時間からのスタートだったけれど、真夏の炎天下でギラギラ太陽の光を遮る物が全くない河川敷だ。気温がみるみる急上昇。皆さんはショーの間、車の冷房をかけ続けたり、ハッチバックの後部を開け放ち、スライドドアを開けて風通しを良くしていた。ドアの開いた車の側を通る度に、ルーシーは見知らぬ車の座席に乗ろうとする。クレートの中のワンちゃんに「何だよ、オマエ!」と吠えられていた。
 最近ルーシーは、知らない人や知らない物に対して警戒する傾向が強くなってきたので、(あ)はこれには驚いた。車なら、なんでも好きなんだろうか?暑いから警戒モードどころではなく、日陰に入りたい一心だったのかも。会場に設置されたテントが作る、わずかな影を見つけ、アンディ君の横にへたり込む。氷の入ったペットボトルを頭に当てると、気持ちよさそうに目を細めていた。
 このところ、地元ではアンディ君に無視されっぱなしのルーシーである。その二匹がすぐ側で寝転がっているので、少しは関係が良くなったのかと思ったが、アンディ君も暑さのあまり、ボーっとしていただけらしい。突然ルーシーがすぐ側にいることに気がつき、飛び起きて、鼻面にシワを寄せ威嚇した。それでも、アンディ君よりも、さらにボケボケだったルーシーは「ん?」と反応するくらい。すぐにウトウトし始めた。「もーどーにでもして」と覚悟を決めたのかも。
 昨日は1時頃家に戻って、それから2時間ぐらい昼寝。夕方なんとか寝ぼけながらも散歩に出て、フラッシュ君やモーちゃんと走り回る。それでもルーシーは疲れていたので、すぐ芝生に伏せてしまう。フラッシュ君に後頭部をツンツンつつかれて「コラコラ、寝てないで走れよ〜」と催促されていた。夕食を終えたら、フンッと鼻息一つ。バターンと盛大な音を立てて廊下に横になり、それからは動こうとしない。声をかけても、お腹を見せて降参するばかり。なんとか砂肝で釣ってサークルに入れ、歯磨きを終えたら、そこで爆睡。この夏はクレートで寝るのは暑いからと、ルーシーを窓際に設置したサークルで寝かせていたら、きゃつめは「ハウス」のコマンドで、迷わずサークルに入るようになってしまった。
 暑さや日光は大の苦手のクセに、今日は(た)が家にいるとなると、ルーシーはソワソワ。(た)の出す物音に敏感に反応して「おでかけですか?」と訊いてくる。「暑いよ、ルーシー」「ルーシーは留守番」と言われても、都合の悪いことは聞こえないのか、理解できないのか。首を傾げて「念のため訊きますけれど、私も連れてってくれますよね?」と訊いてくる。目をキラキラさせて、きちんとお座りをしてみせる。夕方の散歩では大した運動はしなかったそうだが、帰宅後のルーシーは白目が充血して、非常に眠たそうだった。
 車でおでかけって、そんなに魅力があるのかね?(あ)には全く理解できないけど。
降参、降参。もう降参です〜っ。