オーソン
以前 Jon Katz の"A Dog Year"という本をとりあげ、その中に登場するオーソン(旧名デヴォン)を紹介したことを覚えておられるだろうか? オーソンは、いわゆる「訳あり」のボーダーコリー。著者の元に引き取られた時点で成犬になっていたが、服従の姿勢が全くない困ったさんだった。
A Dog Year: Twelve Months, Four Dogs, and Me
- 作者: Jon Katz
- 出版社/メーカー: Random House Trade Paperbacks
- 発売日: 2003/05/06
- メディア: ペーパーバック
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"A Dog Year"の表紙には一匹のボーダーの顔。きかん気の強そうなワンコ、それでいて神経質そうな表情だ。(あ)は昨日まで、このワンコがオーソンだと思っていたのだ。
昨夜、注文した本が宅配された。同じ著者の本"A Good Dog"も含まれていた。この本の副題は、"The Story of Orson, Who Changed My Life"とある。今回はオーソンにスポットライトを当て、彼が著者の人生をどのように変えたかが紹介されているらしい。ワクワクしながら袋から本を取り出してビックリ。表紙の顔は前の本のとは全く違っていたのだ。
ゲ、ルーシー、そっくり!!
耳は垂れているけれど、鼻先が尖っている。顔のブレーズは狭く鼻先からチョロリと額に延びている。目は黒目がち。おまけに眩しそうに目を細めたような笑い方がソックリなのだ。
まだ本の初めの部分しか見ていないが、オーソンはスクールバスにハーディングを仕掛け、著者とともに近所を走り回ってパトカーの追跡から逃げていた。なんとか友人の家に逃げ込んで、友人の車に息を潜めて隠れ自宅に戻る。・・・初めからトバすなぁ。
前の本を読んだ時は、確かに(あ)は著者に共感していたのだ。その一方で、表紙の写真を見て「大変ね〜」と思っていて、無意識にルーシーとの表面上の違いを確認した上で、深層では「でもウチのじゃなくて良かった〜」と思っていたのだろう。
まさかコイツ、血がつながってないだろうねぇ。今では他人事とは思えません。うちもDr. キンブルみたいに逃げ回ることになるのかしら?
http://www.katz-dogs.com/
オーソン
A Good Dog: The Story of Orson, Who Changed My Life
- 作者: Jon Katz
- 出版社/メーカー: Villard
- 発売日: 2006/09/26
- メディア: ハードカバー
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ルーシー
逃亡者 [VHS] Dr. キンブル