晴れなのに引きこもり

 な〜んだか何もする気になれないけど、天気が良いから洗濯三昧。と思っていたら、いきなり隣家の庭から「ゴ〜」という音。見ると庭木の消毒を始めている。
 (あ)は三○に移り住んだ当初、6ヶ月間じんましんが消えず、大変苦しい思いをした。6ヶ月の間に、いろいろな病院の皮膚科に係り、箕面まで出かけて調べてもらったが、はっきりした原因は不明。治療の効果も上がらず、治療法も他のドクターに検証してもらったが、治療法自体に問題はないとのこと。
 原因として考えられるのは、普段あまり接触しない化学薬品(建材・塗料)ではないかということだった。以来、傍から見たら過敏かもしれないが、建材・塗料はもとよりアレルギーの原因になりそうなものは極力遠ざけるようになった。消毒剤や農薬などもその中に入るので、我が家では一切そのようなものを使用しておらず、(た)がせっせと毛虫を手で捕まえてくれている。(ごめんよ〜)ルーシーも安心して雑草が食べられる。
 そんな訳で、ご近所の方には一軒一軒説明をした上で、消毒剤などを庭に散布される場合には、あらかじめ一言その旨を我が家にお知らせいただくようお願いしてきた。ところが実際、事前に連絡を下さるのは、わずかに一軒(Kさん)だけだ。消毒剤を散布する日は、どんな家も洗濯は朝から全くされないようだし、家の扉を(雨戸まで)きっちりと閉めておられるのに。そんなに一言連絡するのが大儀なことなのだろうか?今朝散歩に出る前に、(あ)が洗濯物を干しに庭に出たら、ご主人は庭木に水をやっていたのに。こちらに健康被害が出たら、自分たちも訴えられるかもしれないのに。
 植木屋さんの中には「消毒剤には害になるものは入っていないから大丈夫」と仰った方もいる。しかし当の本人の姿を見ると、長袖の作業服をきっちりと一番上までボタンを留め、帽子やマスクや手袋をして長靴を履いている。害がないと仰るのなら、なぜ自分はそこまで重装備をしているんだろう?おかしくないかい?
 花粉症からアトピーまで、アレルギーにもさまざまな種類があり、苦しんでいる人は多いはずだ。それでも結局のところ、その苦しみや怖さは、一時でもアレルギーに悩んだ経験のある人にしか分からないのかもしれない。そこまで分かれとは言わない。約束したことは守って欲しい。