リコール

 木曜日の午後、近所にあるペット商品のアウトレット店から電話が入る。

 店員「あの〜、当店で先週ア○アストップの充填用キャニスターをご購入いただきましたよね。」
 (あ)「あ〜、確か主人がそちらで購入したと思うんですが。」

 (これで何本目かな。これだけ使って、まだ車の中での吠え癖・興奮癖が直らないなんて、恥ずかし〜!!飼い主にハジをかかせよって!ルーシーめ!!!)

 店員「実は、それがリコール対象商品になりまして、業者が回収を始めました。」
 (あ)「え?!どうして?」
 店員「詳しいことは分かりませんが、充填用キャニスターの噴出口が爆発する恐れがあるらしいんですよ。」
 (あ)「ば、爆発?」
 店員「ご購入いただいた商品を着払いで結構ですから、ご返送いただけますか?」
 (あ)「あのあのあの、先週購入した分は予備だと思うんです。それ以前に購入した分の残量によっては、新しいのも使ってしまっているかもしれないんですが。」
 店員「それは結構です。使いさしでもご返送ください。」
 (あ)「ではではでは、以前に購入して使っている分は大丈夫なんでしょうか?」
 店員「リコールは生産ロットによると思うんで、お使いいただいても大丈夫かと思うんですけれどね。(ちょっと声が小さくなる)」
 (あ)「でも・・・爆発するんでしょ?」
 店員「爆発する恐れです。」
 
 こんなやり取りの後、今後のこともあるので、今日、直接店に3本のキャニスターを持っていく。どういう被害だったんだろう?
  (あ)「どうも家の中に置いておく気がしなくて、全部持って来ちゃったんですけど。」
 店員(苦笑しながら)「噴出口が飛んでしまうらしいです。使えば使うほど、中の圧力は低くなるので、危険性は減るんですが」
     「良品が到着次第、お届けします。」
 このアウトレット店では、店頭でカタログ商品を購入する場合、通販扱いになるらしく、購入者は住所や連絡先を書類に記入することになっている。だから、リコール対象商品が出ても購入者(この場合は我が家)に直接連絡が入ったのだろう。しかし自分たちがリコール対象商品を購入していたなんて、驚いたなぁ!!しかも爆発するってか?!
 リコールといえば、ガス湯沸かし器や暖房器具に関する事件は、まだ記憶に新しい。メーカー側は、大量に生産し販売ルートも多岐にわたるだろうから、特定の商品がリコール対象と決まっても、実際に購入した人を特定するのは非常に難しいようだ。TVコマーシャルや新聞広告などで呼びかけても、購入したご本人が気が付かないということもあるだろう。 
 リコールなんてニュースの話で自分とは関係ないと思ってた。はぁぁぁ、驚いた。