Dog Friendly Town

lucy04142007-05-29

 ルーシーの住む町は、ドッグ・フレンドリーな町と言って良いだろう。町の中に大きなF公園があり、その他にも小さな公園が点在している。ジョギング用のルートがあり、そこには車が入ってこない。ほとんど山道のような遊歩道もあって、日差しの強い時は木陰を歩くこともできる。車ででかければ、隣の町にも大きな公園はあるし、山が敷地内にある県立公園もある。
 ジョギング用ルートは、小学校の通学路にもなっている。ルーシーはF公園へルートを辿って歩くのだが、子犬の頃から3つの小学校に通う子供達に挨拶するのが習慣になっている。だからかもしれないが、大きくなった今でも「ルーシー!」と声をかえてもらえることが多い。今ではさすがに、可愛がってくれる人全員に飛びつきチューをすることはなくなったけれど、ルーシーは今でも小学生は大好きなようだ。
 「ワンちゃん、さわっても良いですか?」
 小学生でもこの一言をきけることは、飼い主として心強い。ご両親や学校の先生が「可愛いと思う犬がいても、すぐにさわっちゃいけないよ。病気だったり、恐がりさんや噛みつく癖のある子もいるからね。必ず、さわらせてもらう前に飼い主さんに訊くんだよ。」と教えておられるのかもしれない。是非こういう教育は続けていただきたいと思う。
 アメリカでは470万もの人々が、犬に噛まれる被害を受けているという。その多くが子供だというから事態は深刻だ。今や社会問題に発展していて、法令を作るところまで話は進んでいるという。そういうニュースを耳にするたび「人間と犬とが暮らすことが、だんだん難しくなってきたんだな」と思う。犬を飼っていない、あるいは飼ったことのない人が犬についてもっと知ってもらうのは、ありがたいことだが、それを当たり前と思うのは間違いだ。飼い主としては、自分の犬が他の人々に迷惑をかけないように最大限の努力をしないといけないと思う。
 町の皆さんのおかげで、ルーシーは、基本的に人もワンちゃんも大好きだ。残念ながら最近になって、力で負けそうなワンちゃんとは遊ばなくなってしまった。しかし、大半のワンちゃんとは上手くコミュニケーションができる。一方、知らない人でも怖がらず「撫でて〜」と甘えに行く。
 人間とは違う動物だから、今後こちらの予想を裏切ることもあるかもしれない。そのことは心に留めなければいけないが、今のところは合格点ではないだろうか?そういう意味では、ルーシーは本当に恵まれているし、お友達のワンちゃんや飼い主さん、そして周囲の皆さんに上手く育てていただいたと感謝している。