自動車教習+ドッグカフェ演習

 昨日はルーシーだけにとっては、自動車教習+ドッグカフェ演習。オレオ君のパートナー、ちょびさんにアレンジしていただき実現。加古川のレストラン→河川敷という内容。
 ドッグカフェ演習はまずまずの出来だった。途中2回ほど要求吠えをしたけれど、食事の前にレストランの庭で少々ガス抜きをさせてもらったので、それが良かったのかも。飼い主が食事中、あまり騒ぐこともなかったのだが、冷たいバター、ミネストローネ、鶏肉料理、アイスクリームが出てきたところで、ムクリと起きあがり「何を食べてるんですか?」とチェックを入れる。ルーシーほどではないが、他のワンちゃんもテーブルの下でザワザワ。犬たるもの、熱かろうが冷たかろうが、肉・乳製品のニオイには敏感なのだ。
 この日二度目のガス抜きのため河川敷へ。ルーシーは、車がバックするときのピー音がキライなのか興奮して吠える。恐ろしいことに、この興奮・吠え癖はさらに進行して、駐車場らしきものが見えてきた時点から吠えるようになってしまった。他の皆さんに恥ずかしいからと、この時(た)は頭から突っ込む形で車を停めたのだが、それでもワンワン。「ルーシー!バックしないよ!」と妙な説得をしていた。
 到着からしばらくスコールのような大雨。上がったところで、ボーダー軍団の疾走が始まった。オレオ君とウィンディちゃんを中心に、緑君、レイ君、アグロ君が、フリスビーを目がけて走る姿にホレボレする。スタート時は前輪駆動の車のように前足を使う。黒い毛がキラキラ光って、まぶすぃ〜!スピードに乗り尻尾の白いところをヒラヒラさせて走る姿は、ボーダーならではの美しい光景だ。ルーシーは・・・やっぱりハーディング。あんだかなぁ〜。
 以前のオレオ君は、フリスビーの2枚取りなる高度な技を披露してくれた。それほどフリスビーが大好きなんだろうが、今回のライバルは女の子のウィンディーちゃんということで、少し遠慮しているように見受けられた。それでも口の中には赤いボール。もしかしてボール+フリスビー取りという超高度な技に挑戦中?まるで、ソメ○スケ+ソメ○ロウみたい。
 久しぶりに会うウィンディちゃん。体は随分大きくなっていたが、あどけない顔は変わらない。ディスク・ドッグとして成長したのか、投げ手のあとさんにくっついていた。長時間にわたり集中するところが素晴らしい。これからの活躍は間違いなしだ。ピーター君といい、ウィンディちゃんといい、ルーシーは、ディスクだけに脇目をふらずに集中するワンコをかぎ分け、ハーディングのターゲットにする。ウィンディちゃん、本当にゴメンネ。おバカなタヌキが失礼しました。
 緑君は、ルーシーと正反対の「まったりワンコ」。ママさんの側を離れないし、呼び戻しも完璧。こういう飼い主と犬の関係が理想なんだけどなぁ。道のりは遠いなぁ。集合写真でも、誰かが立ち上がってしまうのに、一番長時間、指示に従っていた。本当に健気だなぁ。
 レイ君も「まったりワンコ」の代表のはずだったが、この日はナツちゃんに会い、稲妻に打たれたようなビビビ状態。ナツちゃんの行くところ小走りで寄り添う。レイ君らしい、寄り添うだけの優しいアプローチ。これって、騎士道精神なんと違う?
 今回(あ)はアグロ君に一番驚いた。ルーシーを呼び戻そうとすると、もれなくアグロ君が付いてきた。・・・ただし、ルーシーは戻ってこなかったけど。大好きなチーズをはじめ、いろんなおやつを出しても、ハーディング中のルーシーには全く効果がなかった。むなしくルーシーの名前を呼ぶ(あ)の足元には、決まって「ビシィッ」とお座りするアグロ君。そして(あ)が「ルーシーを呼び戻そうかなぁ」と思った瞬間、近くに彼の気配を感じるようになった。それも、こちらが声を出す前に。そしてアグロ君は、(あ)にではなく、ウェストポーチに向かって「ビシィッ」とお座りしてみせるのだ。何で呼び戻すって分かったんだろ?
 「賢いなぁ、キミ。そうだよなぁ、そうやって世の中を渡っていくべきなんだよなぁ。」と言うと、アグロ君は「当然さ」と言わんばかりにヘッと笑い、チーズを食べて「ンフー」と幸せな鼻息を出すのだった。
 (あ)は仕事を残していたので、皆さんよりも先に失礼したのだが、帰りの車でもルーシーは騒ぎ続けていた。盛大にハラスメントをした挙げ句、車内で騒ぐ余力を残していたとは、しゃらくさいヤツだ。ホームセンターのセルフウォッシュでムカツキをシャンプー作業にたたきつけ帰宅。ルーシー本人には全く進歩はなかったけれど、他のお友達ボーダー+パートナーさんに会えたのは嬉しかった。知らず、思い出しては頬が緩む。
 遊んでいただいたワンちゃんとパートナーのみなさま、本当にありがとうございました。これに懲りずに、また遊んでやってくださいまし。
(写真は昨日の日記に掲載)