次に向かって

 加古川行ばっかり書いたので、土曜日のシツケ教室について。まずは「フニクリ」なんとか完成。出来は?出来は「私らでは、こんなもんかな」という程度(笑)。とても胸を張って披露できる代物ではない。
 これまでクルクルと振付を変えたことで、音楽と合わなくなったり、見る側にお尻を向けてしまったり。ルーシーが記憶に頼って動くので、予想を裏切られたルーシーが急に「お母さん、違うじゃん!」と立ち止まり、ストを起こしたり。簡単な技を合わせて振付を作ったはずが、やってみたらコマンドと褒め言葉を次々出さなければならなかったり。得意なはずの技が、いざデモになるとできなかったり。単独ではできる技が連続になると、なおざりになったり。何回も繰り返し練習したいところだが、相手の集中力が切れてしまったり。学ぶことは多かった。ダンスって大変!
 一番驚いたのは自分自身。音楽が鳴ると、自分でも不思議なくらい焦る。焦ると言葉がでない。今は言葉とハンドシグナルでコマンドを出しているのだが、音楽が鳴ると、そちらに気を取られるせいかハンドシグナルだけになってしまう。当然、褒め言葉も出ない。ルーシーも、かろうじてフードをもらえるから、ハンドシグナルに従ってくれてはいるが、連続技になったらウロウロしてしまっていた。
 次の音楽は、フニクリよりも少し軽快。という訳で、こちらもリズムに乗らなければならないようだ。あ〜、頭が痛い!
 新しい技、サイドウェイ・ウォークを先生に見ていただく。つまりは横歩き。ツイテの状態のまま、ハンドラーと一緒に足をクロスさせながら左右に動く。ただし、今のところルーシーができるのは右方向のみだけど。左方向は、犬の方向に歩くことになるので、こちらがルーシーの足を踏んでしまったり、ルーシーが体を離してしまったり。もう少し練習しなくちゃダメだ。
 ここで先生から「なんで『オシリ』なんですか?」と質問。ツイテの状態で右に歩く。頭はツイテの位置にあるが、お尻がどうしても離れて体が斜めになる。それを矯正するためにクリッカーを持ち「オシリ!」を連呼していたら、サイドウェイ・ウォークのコマンドは「オシリ」になってしまった。ちなみに左方向のコマンドは「カニ」である。サイドウェイ・ウォークは、次の課題曲で必要な技だ。
 もう一つはベッグ(もとい『ちんちん』)。ルーシーはベッグとバックの区別がつかないと説明すると、先生は「そういう子は他にもいます。バウと間違える子とか。」と笑われた。「バ」は合ってるじゃん。相変わらず、ルーシーは後ろ足で立ってしまう。これも練習が必要だなぁ。課題山積。
 次は、もっとスムーズにできたらなぁと思う。そういう意味でも、最初に振付を固めてもらいたいと思っているのだが、できる技の幅がまだまだ狭いから、そうはいかないみたい。今度の音楽の特性から、ベッグなどのストップモーションが増えるようだ。つまり一つ一つの技をタイミング良く、ビシィィィッと決めなければ、格好がつかない。
 次の授業まで2週間。とりあえず、二つの技をきちんとできるように頑張ろう。私も次は、もう少し余裕のあるパフォーマンスができたら良いなぁ。