Mentors

 黒ラブのルイちゃんのパパさんは、(あ)にとっては"mentor(メンター)"の一人である。ちなみにメンターとは、元来ギリシャ神話に登場する人物で、今では「賢明で信頼のおける助言者」を意味し、時にはヨーダ様のような「師匠」や、ジョークで「悪事を教える人」を指して使うこともある。
 ルーシーは(あ)が全面的に世話をすることになった最初の犬なので、フードやシツケのことなど、子犬時代から現在に至るまで、いろいろな面でパパさんにご教授いただいている。残念ながら(あ)は、あまり良い生徒ではないので、教えていただいたこと全てを活用できてはいないけれど。

 ルイ・パパさんが(あ)にとってメンターであるのと同様に、ルイちゃんは、ルーシーにとってのメンターである。子犬の頃、ルーシーはルイちゃんから他のワンちゃんとの遊び方やコミュニケーションを教えてもらった。ただしこのメンターは、全く厳しくない。師匠と呼ぶにはあまりにも気が優しい。子犬のルーシーに何をされても叱ることなくガマンをしてしまう。逆に生徒の方が横暴で図々しくて大きな顔をしていた。ルーシーで懲りてしまったのか、今ではルイちゃんが相手をするのは、もっぱら子犬と老犬である。
 体だけは大人になったルーシーだが、それでもルイちゃんと会うと嬉しそうだ。ルイちゃんが雑草を食べていると、自分も美味しそうな草を探す。(あ)は、ルーシーがセイタカアワダチソウの葉を食べるようになったのは、ルイちゃんから習ったと思っている。そういう意味では後者のメンターでもある訳だ。
 「お師匠様、首が疲れました〜」
 偶然、ルイちゃんとルーシーは色違いの同じシャツを着ていたので記念撮影。ルイちゃんのようにじっと座ってくれたら良いのになぁ。

 ↑の写真の前に撮ったもの(特別出演:ルイ・パパさん)。二匹の性格の違いが、おわかりいただけます(笑)。
「可愛く撮ってね」 
「私、美人でしょ?」
「左側からのショットの方がカワイイ?」
「白い歯と黒い毛並みのコントラストも自信があるの」 
「後ろで一体何やってんの?」