今週も世間は三連休。だけど我が家は通常どおり。平日は、誰もいない公園で連続技を前半・後半の二つに分けて練習。「なんとか指示通りに動けるかなぁ(どうかなぁ?)」というところで土曜日を迎える。授業に「今日こそ音楽に合わせて『踊っちゃる』けんね」と鼻息荒く臨んだところ、見事に撃沈↓。当たり前だ。音楽に合わせて練習したことがほとんどなかったのだから。
 一番ツライのは、元来やる気のない(あ)が、同じくらい、やる気のないルーシーを励まさなければならないことだ。励ますには褒めちぎらないといけない。ところが、このタイミングが非常に難しい。ターンが遅かったら、ターンの半分くらいのところで「グッド」と声をかける。ターンの後のコマンドが「ツイテ」だと、「ターン」「グッド」「ツイテ」と立て続けに喋らないといけない。で、コマンドは落ち着いた声、褒めるのは高い声だから、
                「グゥゥッド」    「グゥゥッド」
             「ターン」      「ツイテ」       ・・・続く

となる訳だ。これは想像以上にツライ。自分の声に自分で違和感を感じる。一度に複数の作業をしなければならないので脳内パニックを起こす。それも曲の最初からだから、血圧を急上昇させなければならず、頭がガンガンする。
 それでも授業の最後まで、なんとかルーシーは動いていた。確かに何回かストライキを起こしたが、チーズに負けたのか、ムチ打ちルック(冷却剤入りのマフラー)のおかげなのか、こちらの呼びかけに応じて立ち上がった。やれやれ。
 ひとつひとつの動作をきっちり覚えさせようとしたことは間違いではなかったと思う。しかし、ルーシーのペースが夏の間にスローダウンしたために、曲のテンポに追いつけない。特にバックの動きが大幅に遅れる。
 もう一つの課題は、おやつ(褒美)を与えるポイントである。いくつかの部分に分けたこともあり、動きが止まった時に与えがちなのだ。すると、それが目立つらしい。「動きながら与えて」と言われて心がけるが、こちらも頭がパンク状態で上手くいかない。その上ルーシーまで、おやつを食べようと立ち止まってしまう。どうやらルーシーも一度に複数の作業ができないらしいのだ。
アカン〜!!
 授業の後半、売り場の向こうで笑顔の人を発見。ルーク・ママが帽子を目深にかぶり「目立たないように」して見ておられたようだ。こっちは頭から火を噴いていたので恥ずかし〜!ルーク・ママを見つけて、鼻を鳴らし大興奮。ダンスのジャンプよりも、飛びつきチューのジャンプの方が高い。なんだよ〜!
 ダンスに見えるかどうかは別として、真夏のルーシーに比べれば、随分とやる気を出してくれたと思う。今週は音楽に追いつけるように練習しよう。
 は〜、それにしても疲れるなぁ、ダンスって。