昨日フ○ーツ・フラワーパークで、お友達のワンちゃん&飼い主さんに、少しだけルーシーのダンスを見ていただいた。と言っても音楽抜きだし動きは遅いし、到底ダンスとはいえない代物だったけれど。暑い芝生の広場でルーシーがなんとか動いて見せたのは、朝食抜きだったからかもしれない。朝の散歩の後、すぐに出かけたため、ハラペコだったのだ。
 今朝は公園の片隅で音楽を流しながら練習。昨日よりも随分と涼しかったし、練習には日陰の場所を選んだのに、本人は全くやる気なし。ともすれば草むらに入ってニオイを嗅いだり、通りがかりの知らないワンちゃんに目を奪われたり。見れば体のあちらこちらにヒッツキ虫。始めは「行かないよ〜」と優しく注意していたが、だんだんイライラが募って叱る口調になってしまう。
 紐付きボールを取り出して、苦手のバックを練習。家の中ではロープのオモチャを使っていて、これはなかなか効果をあげている。ロープを手に「バック」と声をかけると、本人も意識せずに後ろに下がる。また投げたロープを獲得すると、一緒に引っ張りっこがしたいから、こちらの手元に持ってくる。そこで「回れ」と声をかけ、ロープを掴みながら、ルーシーを股の間に通してやる。相手がグイグイ引っ張る間に「バック」と声をかけてやる。紐付きボールでも同じ要領だからと公園でやってみるが、これは全くダメ。なぜだろう?
 ルーシーの場合だけかもしれないが、家の中でできることでも公園でできないことは多い。本人の頭の中で「家では、お母さんの天下だけど、外では私は自由なの」と、誠に自分に都合の良い法則をつくりあげているような気がする。
 バックでどうしても立ち止まってしまう。そのうちバックに入る直前の動作「ハンド→チェンジ→ベッグ」も、指示を聞きながらヘラヘラ笑っているばかり。どうやら暑くなってしまったようだ。
 博物館の建物の日陰に移動して練習。ターンやくるんは速くなったが、やっぱりバックはダメ。そのうちゲートボールのおじいさん達がやって来て、ルーシーはダンスどころではなくなってしまった。彼らのお喋りの声は足元のCDプレーヤーよりも大きく、ルーシーはいちいち声の主を捜すのだ。
 う〜ん、前途多難だなぁ。ダンスどころか、こちらの存在すら忘れている。声をかけても、こちらを見ようとしないし。
 やっぱりムリなのかしら?