誰がために毛を生やす?

 久しぶりにファー○ネーターをかける。と言っても2日ぶりぐらいなのだが、最近日課になりつつあったので、なんだかとってもお久しぶり。
 これまでに、背中からお尻にかけて、バリバリ頑張ってアンダーコートを取った。ルーシーもあちこち身体を触られるのはイヤだろうし、何日間も身体全体にかけるより効率が良いかと思い、今日は肩ロース、明日はヒップと部位別にかけていた。2週間でスーパーのレジ袋1個半が毛で埋まった。
 当初「ちょうちんブルマ」みたいだったお尻は、ちょっと小さくなった気がする。手でトップコートを分けると、地肌が少し見えるようになった。アンダーコートが顔にくっついて痒いのにも耐えた成果(自分の鼻息でアンダーコートが揺れるので、ますます痒い)だと思えば、ちょっと嬉しい。ところが、まだ手のつけられない場所がある。
 まずは、4本の足。少しだけ試したら、短いアンダーコートがファー○ネーターの歯についた。結構とれるなぁ。毎日一回は足を水洗いしているから、不要な毛はその時に落ちているはずなのに。
 次に「エルビス」。前足のスダレ状の飾り毛のことだが、(あ)は個人的にエルビスと呼んでいる。3歳になって「エルビス」の長さは変わらないクセに、なんだか厚みが増してきた感じ。でも、ルーシーは足を触られると動かしてしまうし、じっとしていたとしても、ファー○ネーターの歯の宛て方が難しい。毛の質が身体の他の部分の毛と違って、非常に柔らかいので難しい。それに皮膚を傷めてしまいそうで、結局断念。
 一番の懸案は、腹毛である。犬はお腹を地面などにつけて冷やすことで、身体の放熱するのだから、本当はお腹側の毛を減らすのが効率的だ。実際、お腹にファーミネーターはかけられるのか?
 とりあえず状況を見ようと、ルーシーを仰向け抱っこしたところ、あまりのボーボーぶりに呆れてしまった。胸の辺りの毛をかき分けると、4つもツムジが並んでるし。ひとつひとつのツムジが、ちゃんと渦を巻いていて、まるで天気予報の台風みたい(笑)。おまけに、真っ直ぐ並んでいないので、ツムジからツムジへ分け目があって「前線」になっている。
 ファー○ネーターの使用説明には、「お腹側にかける時には特に注意してください」「ファー○ネーターを毛の流れに沿って優しくゆっくりと動かしてください」と書いてあったはずだ。ということは、ツムジに沿って、ファー○ネーターを放射状にかけるということか????
 結局考えるのが、めんどくさくなって止めた。顔も痒かったし。プロに任せたら、8000円以上が飛んでいくんだよなぁ。それに4〜6週間で元通りになるらしいよ。お父さん、どうしようか?