ボーイフレンド
嵐のような一日が終わって、夜、茶の間でルーシーとひっくり返る。昨晩は、ルーシーも無視されていたが、お腹もいっぱいになって、涼しい夜風を感じながら、気持ちよさそうに転がっている。身体を撫でられて幸せそうに目を閉じている。ふと思い立ち、実験をしてみる。
「ルーシー、ルーシーは、男の子の中で誰が一番好きなの?」
夕方、公園で遊んでいると、昔一緒に遊んだことのある男の子に久しぶりに出会った。去勢をしたのが遅かったためか、やたらとルーシーのお尻のニオイを嗅ぐ。ルーシーは、威嚇のマネをして「イヤだ」と意思表示をしたが、相手はひるまず、少し離れた場所にジョ〜〜っとNo.1をしてみせた。
一方、ルーシーは避妊をしたのが早すぎたのか、男の子には全く興味がない。頭の中には、どうやら「格好良いワンコ」のイメージはあるようだ。しかし、それは必ずしも異性への興味ではないようだ。男の子がNo.1をした場所に行って、上から自分もNo.1をしてみせたから「ここはウチのナワバリやで!」と主張しているのだろう。とんでもない男女である。
という訳で、男の子の友達の名前を一匹ずつ挙げてみる。
「クッキー君は?」・・・寝たまま。あ、そ。
「サンタ君は?」反応ナシ。ワンコではなく、お母さんの方が好きなのかも。
「アンディ君は?」ルーシーは、寝転がったまま「ヘッ」と笑って見せた。
好きも何も、あっちが相手にしてくれないもんね〜。
「じゃ、アンディ君のママは?」口を大きく開けてアクビ。・・・ごめん、ママさん(笑)。
「ルーク君は?」反応ナシ。普段から、みんなに「ルーク君は賢いねぇ〜」と褒められるのを見ているので、多少ジェラシーがあるようだ。
「オレオ君は?」何を言ってるの?と言わんばかりに、こちらを見上げる。
「ピーター君は?」いきなりガバッと起きる。夕方、少し遊んでもらったから、記憶が鮮明に残っていたのだろう。思った以上に反応が大きい。
「マイケル君は?」伏せたまま、鼻からタメイキ。何様のつもりじゃ?
「フラッシュ君は?」・・・目を閉じた。
この後は、何回ワンコの名前を出しても反応がなかった。そこで、人間に切り替えてみる。
「Kさんは?」ルーシーがお世話になったペットショップの店員さん。
(あ)は、彼がルーシーの初恋の相手ではないかと思っている。
「ルーク君のパパは?」この間、お世話になったもんね。覚えてる?
「エルちゃんのパパは?」
「フラッシュ君のお兄ちゃんは?」
「メグちゃんのパパは?」・・・と延々と続く(笑)。
普段お目にかかると、皆さんはルーシーを可愛がってくださるし、ルーシーも嬉しそうに甘えるのだが、こう言われても、全く反応ナシ。どうも言葉で聞いても、ご本人をイメージできないようだ。
最後に「お父さんは?」と訊いてみる。すると、ルーシーはガバッと起きあがり、廊下を小走りに玄関先へ。この時間に我が家にやって来そうな人は、お父さんくらいしかいないだろうけど、それでも、かなり反応は大きい。
ちなみに同じ実験を2回やってみた(ヒマだったので)が、2回とも反応したのは「お父さん」だった。
その後、お父さんが帰宅すると、ルーシーは後ろ足で立ってガブリ寄り+チュー攻撃。やっぱり、お父さんが一番なのかな?
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ところで、全然ドッグダンスにもワンコにも関係ないけど、笑える動画を見つけたので掲載↓
(あ)は個人的にツボです(爆)。