リビングで歩こう!

 昨日のO先生とマイル君のダンスを見ましたか〜?すごかったでしょ?ね?ね?「アナウンサーの部分は別に良いから、先生とマイル君のダンスをもっと見せて〜!」と思ったのは、私だけ?
 という訳で、以前このブログで取り上げたダンスを再びご紹介↓。 

 スタジオのアナウンサーとコメンテーターが、二人のダンスを見て苦笑い的な笑顔を浮かべているのを見て、瞬時に確信したよ。あの二人は犬を飼ってるなって(笑)。そうそう、犬を飼っている人って、賢いワンちゃんを見ると、自分のと比べて落ち込むんだよね(笑)。

 アナウンサー(A)「ここ(ダンス)まで行くのに相当時間かかりますよねぇ〜」
 先生(O)「マイルは今4歳なので、大体4年間くらいはダンスをやってます」
 A「でもダンスに行く前にシツケってのが大事ですよね」
 O「基本的に、まずスワレだったり、フセだったり、マテだったりができないと難しいのと、ノーリードでコントロールできないとダンスまでは難しいと思います。」

 う〜〜ん、それはどうかなぁ?

 あの会話から得る印象は「基本的なシツケができていないと、ダンスはできない」という感じだ。しかし、個人的にはそうは思わない。
 まず、シツケとダンスの線引きをする意味がないと思うのだ。付いて歩かせるだけでも、犬がハンドラーの指示に従って、音楽に合わせて歩くのなら、立派なダンスになると思う。歩く速度を変えてみる、止まってみる、一緒に回ってみる、そういう変化を加えればダンスになる。そりゃ、いろんなトリックを覚えていれば、それだけダンスの幅は広がるし、楽しみは増える。だけど、ダンスを始める上での前提条件ではない。
 それからノーリードでコントロールすることは重要だけれど、競技会のステージだって柵で囲まれていて脱走不可能。ダンスを練習しながら、シツケも同時進行することは可能じゃないかと思う。
 まぁ、私らのダンスは田植え踊りだし、目標は10歳でも今の筋力・体力を維持することだから、アンタらの目標が低すぎだと言われたら、それまでなんだけど。
 でもドッグダンスは、明らかに他のドッグスポーツとは違う。ドッグダンスに不適な犬は、関節痛の出た子、大きな音が苦手でストレスになる子、熱がある子、心肺機能に問題がある子、くらいなものだ。どんな犬種でも、どんな年齢でも、それぞれに合ったダンスができる。シツケがどのくらい入っているかなんて、それほど大きな問題じゃない。
 必ずしも、シツケ教室に通わないといけない訳ではない。家の中で、好きな音楽をかけて、自分のワンちゃんと歩いてみる。ワンちゃんは、何にしろ飼い主さんと一緒に居られる、一緒に何かができることを喜ぶはずだ。 
 すごいドッグダンスを見て「ウチの子には無理」と思い、ダンスをあきらめた人がおられるのなら伝えたい。
 ルーシーはコントロールできてないし、ウチらのは田植え踊りだけど、それなりに楽しんでます。良いじゃん、楽しけりゃ、どんなんだって。
リビングで歩くことから、始めましょうよ! 
  
 あ、そうそう!
 ドッグダンスの第一人者、U先生と愛犬サクラちゃんが、9月15日のズーム○ンスーパーで「バック」を披露するらしいです。なんでも商店街で、チャリンコに乗ったおばちゃんの間をバックする技らしいですが。(ダンスじゃないじゃん!!)