下降スパイラルと先生の一言

 一週間ぶりの教室。前回ダメ出しの嵐で、脳天パァ〜になった(あ)であるが、気力を取り戻し、なんとか問題点をクリアすべく頑張ってきた・・・ツモリ。今日こそはOKをもらおうと思っていたけれど、こういう時に限ってルーシーのテンションが低い。前の晩、泊まり出張から遅く帰宅した(た)が、リビングでTVを見ながら寝入ってしまったらしい。こうなると羊番を自負しているルーシーは(誰も頼んでないっつーの)オチオチ寝ていられないらしい。(た)と同じだけ夜更かしをして、教室で先生に飛びつきチューを食らわせた後は「ハイ、今日のお仕事は終わり」とばかりに、定位置にヨッコラショと横になる。
 ムリヤリ起こして、ベーシックを少しやって大げさに褒め、なんとかダンスのスタートラインに立ったものの、ルーシーの動きが激遅。コマンドを出してもボ〜っと反応しないことも。全くもってやる気ナシ(泣)。特にクリープは苦手らしい。確かに、この技は疲れるようだ。細かく動機付けをしてやらないといけないようだが、そのタイミングが見あたらない。次の動きがラージサークルなので、ルーシーは止まれないので、フードを与えるヒマがない。褒め言葉だけで満足してもらえないかしらねぇ〜。
 こういうコンディションの時は、今までできていた技がダメになるケースが多い。こちらもイライラが募って、つい大きな声が出てしまう。イカン、悪循環だ。頭を冷やさないと。
 挙げ句の果てに、先生には「どうしたのかなぁ。後ろでオスワリはクリアになったのに、他の部分が今日はおかしいですね。先週の方が良かったと思うんですが」だ〜〜ッ!私の一週間を返せ!! 
 我ながら、力み過ぎかもと思う瞬間はある。力を入れすぎて空回りすることも。例えばバック→ターンバック。
 リビングではスペース不足なので、廊下まで使うことになった。しかし、ルーシーはバックの最中に、リビングのドアの敷居−−といっても1センチ程度なのだが−−で一瞬足をとられた。真っ直ぐ下がってくれたら大丈夫だったのに、どうしても軌道が曲がってしまい、敷居を踏んでしまったようだ。コケたりバランスを崩したりすることはなかったのに、それでも以降はビミョ〜にテンションが下がってしまった。犬にとって、後ろに下がる動きは、足元がしっかりしていないと怖い。ここで嫌なイメージのまま止めると定着してしまうので、フードを投げながら練習。ところが、そうするうちに180°回転の動機も下がってしまった。180°ではなく、斜め後ろになりながらバックしてくる。一つ問題に対処したら、次々と別の問題が出てくる。
 やればやるほどダメになる。こういう時はどうしたら良いのだろう。
 前向きなA先生は「練習しかないですよ」。青空ちゃんの場合は、そうだろうなぁ。青空ちゃんは、お仕事モードでやる気満々なのだから。でもルーシーは、別のような気がする・・・。ついグチが出てしまう。
 「自分でも『ちょっと先に行き過ぎかなぁ』と思うんです。ルーシーなんか、本当にコントロールできていないのに、ダンスなんかやらせてるし。ダンスのずっと以前の問題(服従)が残ったままなのに。今回もお友達にお願いして衣装も作ってもらったり。『なんか、先に進み過ぎちゃうか?』と自分でも思うんですよ。『これじゃ犬バカじゃん』って反省してるんです。」
 「何を言ってるんですか?Iさん(私)は立派な犬バカですよ!!」
 ・・・先生、論点ズレてるし。それに励ましになってないし。
 彼女なりに元気づけようとしてくれてるんだろうなぁ(笑)。ルーシーとの問題は、飼い主である自分が自分で解決しないといけないもんなぁ。それにしても下降スパイラル。どうにかしなきゃ。



 雨で運動不足だったので、5球だけボール遊び。相変わらずのマイペース。飼い主の心犬知らずと言うべきか。トホホ