4歳になりました

 今日は雨と聞き、昨日の午後は、大好きなお山の公園へ。(あ)は最近あまりディスクを投げてやっていない。当然ルーシーは大興奮。走り回って水をガブ飲みし、「ヘヘヘ〜」と笑っていた。初夏の陽気のせいもあって、すぐに体が熱くなってしまうようだ。こういう時は要注意なのだけれど、やっぱりやってしまった。「おねしょ」である。次の日は4歳になるというのに、おねしょって。なんだかなぁ〜。
 おねしょは、夏の最初が多い。急に暑くなると、欲求がコントロールできなくなり、自分が思っている以上に水分をとってしまう。もちろん水分摂取は重要だけど、排出するのを忘れてしまう。遊びで疲れ切って、横になっている間に、おねしょをしてしまう。本人は、寝ぼけているので、辺りが濡れているのを発見して「なんじゃ、こりゃ〜!」と驚くようだ。ワンワン騒いで「お母さん、どうにかして!」と訴える。こういう時のNo.1は、非常に多い。辺りが水浸しなんてこともしばしば。周囲の水が自分から出た物だという自覚はなさそうだ。
 こういうことがあると、ルーシーは精神的に成長したのかなぁとも思う。特に3〜4歳の時期は、(あ)個人としては、よく分からない一年だった。
 (あ)のことを怖がるようになった一方で、(た)には甘えまくる。馴染みのないワンちゃんに向かって吠えたかと思ったら、子犬ちゃんの「遊んで」攻撃から本気で逃げ回る。ストライキがなくなった代わりに、手を抜いたり、集中力が散漫になったりする。
 確実なのは、子犬の良いところは消えてしまったこと。どんなワンちゃんでも一緒に遊んで、いろんな事や物に興味を持ち、人間は自分を可愛がるために存在すると思いこみ、毎日ガハハと笑っている。そんな底抜けな明るさは、少なくなってしまった。
 「大人になったのかな?年をとったのかな?」と思えることは、
- 寒さに弱くなったこと
- 胸毛・ハラ毛の毛が増えて長くなった。エルビスの毛が厚みを増した
- 年下のワンちゃんと遊ばなくなったこと
- 自分の所有物、他犬の所有物を区別し、他犬の所有物には手を出さなくなった
- 遊びより食べ物が優先になったこと
- 「撫でて」と自分から訴えるようになったこと。最近では「前足を揉んで」と言うようになった
- たまにヤキモチをやくこと
- 文句など、喋ることが多くなったこと
- 下剋上を企てるような暗黒面に陥ることは少なくなり、こちらの顔色をうかがうようになったこと
- (あ)と一緒の時は、常に、こちらの位置を気にしていること(私は羊じゃないっつーの!
- 飼い主二人が笑っていると、つられて笑うこと
- (あ)が話しかけると、内容は全く理解できないようだが、一応耳を傾けるようになったこと(昔は、鼻からタメイキをついて、どこかへ行ってしまったものだ)
 大人になれば落ち着くというけれど、これがその「落ち着き」なのだろうか?なんだか失ったものの方が大きい気がするけど・・・。
 思えば「生後6ヶ月で落ち着く」「一年で大人になる」「2歳になれば大丈夫」「3歳で精神的に安定する」と、周囲の飼い主さんやお友達、先生の励ましを頼りに、これまでやってきた。ルーシーという個体の問題なのか、精神的に大人になったなぁと思う瞬間は少ない。いまだ小さな変化は起こり続け、それも非常に流動的。変化が起こるたびに、こちらはとまどい、悩んでしまう。
 少なくとも言えることは、ルーシーの精神的な成長は、(あ)が当初想像したよりも、スタート時点も速度も非常に遅かったということだ。肉体的な成長が終わってしまってから、「ボチボチ、大人にならなアカンなぁ」と思い始めたのか?
 不満を言えばキリがないけれど、家族全員が無事にこの日を迎えられたことを、まずは祝おうと思う。そして、こんな私らを温かく見守って下さる皆さんにお礼を申し上げます。
 皆様、ありがとうございます!そして、これからもよろしくお願いします。