鬼の霍乱3

 今朝のルーシーは元気を取り戻し、嬉しそうに尻尾をブンブン振りながら挨拶に来た。昨日は廊下に寝たままだったから、元気になってきたのかな?嘔吐はなく、時々軟便になる。少しずつ快方に向かっているようだ。
 屋外の運動といえば、もっぱらディスク遊びだったのに、なぜか今朝はダンスの練習をしたがる。ディスクでは、ご褒美がないけれど、ダンスではフードがもらえるからだろう。そして、相変わらず雑草を口にしようとする。制止されると止めるので、胃が気持ち悪いのではなく、単に食べたいからのようだ。
 体調を崩してから、一日に何回も食べ物がもらえるので、ルーシーはゴキゲンだ。ヤギミルクや茹で野菜を与えているため、お腹はポンポコリン。下痢と嘔吐で脱水症状を起こしてはいけないと、水分の多い物を与えているからだ。ヘソ天で熟睡していても、(あ)が廊下に出ると、「ゴハンですか?」と慌てて起きあがる。普段は白目を剥いて寝ていることが多いのに。
 朝一番に(た)が胃薬を飲ませ、(あ)が散歩中にフードを少々与え、家に戻ったらゴハン。3時間ほどしたら「おやつ」(ゴハンの残り)。夕方の散歩前最低1時間前にヤギミルク、散歩直前に胃薬を飲ませ、フード少々を与えながら散歩。家に戻ってゴハン。夜寝る前にフードの残り&ブロッコリーの「夜食」―――。
 とってもメンドクサイ!!!
 胃薬と大腸炎の薬を飲ませている。胃薬は、食前に飲ませなければならない。で、大腸炎の薬は錠剤で、ゴハンに混ぜて与える。胃薬と大腸の薬とは相性が良くないらしく、胃薬を飲ませてから30分以上の時間を置かないといけない。忘れそうなので、胃薬を飲ませて服を着せて散歩に出て、帰宅したらゴハンにする。
 元気な時だって、ルーシーには時間をかけている。散歩は毎日2時間半〜3時間。なのに、散歩以外の時間までとられてしまうのは、かなり面倒だ。こっちだって仕事や家事があるのだし。よく水槽に付属しているタイマー付きの機械で、時間になったら魚に餌を与えるヤツでも買うかな?ルーシーなら機械の前で一日中ヨダレを垂らして待っていそうな気がする。ヨダレで脱水症状になるかも(爆)。
 冗談はさておき、少々気になり始めていることがある。嘔吐や下痢の症状が出る前、No.2(大)の量が増えていたので、タンパク質が上手く吸収できていない可能性があると考え、フードの量を増やしていた。だから、この件で獣医さんにかかった時点で、ルーシーの体重は既に13.1キロ。ルーシーが、栄養不足にならず、かつ股関節の負担にならない目安体重は、13キロ代前半。
 治療中は、食事の全体量をあまり増やしていないけれど、寝る直前に食べるのはいかがなものか?確かに胃酸過多は問題だけど、ルーシーの脇のあたりがプニプニしてきた気がするけど。人間のダイエッター(と言うらしい)は、8時以降は食べないと聞く。ワンコの場合は、太らないのかしら?
 便が完全に正常になるまでは、同じ方式を続けるつもりだけど、こっちもストレスが貯まるし、ルーシーの体重管理にも支障が出るだろうなぁ。なんとか考えなくちゃ。