世界一へたくそなレトリーブ

 犬はボールが大好きと相場が決まっており、中でもボーダーコリーは運動神経が抜群で、なおかつ底なしのスタミナの持ち主だから、こいつらにボールを見せたが最後、肩がおかしくなるまで投げさせられると聞いていた。ところが、どんなルールにも例外はあるようだ。
 最近、4回メシの最後にボールで遊び、夕ご飯の残りを与えながら苦手なレトリーブを克服させようとしている。この時期、ディスクで遊べたら良いけれど、家の中ではスペースの点で無理だし。梅雨に入って、屋外で遊べないことだって多いだろうから、せめてボールで遊んでやろうと。
 何事も根気が大事と練習を重ねて数日。始めはボールを追いかけようともせず、(あ)の足元でお腹を出して「撫でて〜」と訴えていた。時には「カンベンしてください」とばかりに謝る有様。なんとかボールを追いかけるようになったけど、信じられないほどの鈍くささ&ヘタッピ。

・・・なんで口にくわえないの?
そっちの方が、よっぽど疲れると思うけど(笑)。