寝言は伝染るか

 急に梅雨らしい天候になって、湿度が一挙に上がった。そのせいか寝付きが悪く妙な夢を見た。おかげで今朝の頭はボケボケ〜。
 妙な夢とは、ディスク大会で審判席に座らされる夢(爆)!いっちょまえに赤いジャケットを着て、キャップまで被っている。「ルールも全く分からないのに、審判なんかできる訳ないやんか!」とパニックを起こしていると、MCが「エントリーナンバー、○○番!」とコールを始め、慌てて椅子から立ち上がろうとするところで目が覚めた。あ〜、夢で良かった。寝汗をかいたぞ。
 (た)に夢の話をしたら、予想どおり「なんでアンタが審判やねん」と爆笑された。そして
「いつだったか、アンタとルーシーが一緒に寝言を言ってたことがあったなぁ」。
 昔から(あ)は寝言名人である。高校生の時リビングでうたた寝をしていて、母が「アンタ、寝るなら布団で寝なさいよ」と注意されたらしい(→記憶がない)。(あ)は「う〜ん、今、動詞の活用について考えてるねん」と答えたらしい(→全く記憶がない)。寝言を言った後は、家族に「一体どんな夢を見てたん?」と訊かれるのだが、本人は全く覚えていない。夢は、目が覚めた途端に記憶からするすると逃げてしまうからだ。
 (あ)が名人である所以は、寝言がヒジョ〜に長いからだ。他人が何事かと目を覚ますほど長い。それなのに本人は目が覚めない(笑)。母は寝ていて「ウッ」と声を出し、自分の声で目を覚ます癖がある。(ちなみに苦しいとか痛いとかではないらしい。単に声が出るだけ。)この場合は、喋った本人が目を覚ますから許されるが、(あ)の場合は長々と喋った後も寝ている人騒がせな寝言らしい。
 ルーシーは、(あ)に似たのか寝言を言う。特に雨で空が暗いと眠る時間が長、寝言を言う確率が高くなる。大体が白目を剥いて、口は半開き。「ひゃん・・・ひゃん・・・ひゃん・・・ひゃん」というのを繰り返し、足をヒクヒクと動かす。そして最近、ますます寝言が長くなっている。
 いつか動画を撮ってやろうと思うのだが、カメラを手に近づくと、こちらの気配を察して目を覚ましてしまう。そして、焦点の合わない目でニヘラ〜と笑ってみせる。どうやら寝ぼけているらしい。
 飼い主と犬は似ると言うけれど、妙なところが似るものだ。もうちょっとマシなところを似てくれないもんかねぇ。