マイケルな理由

 日曜日は3週間ぶりのシツケ教室。前回の宿題は、なかなかクリアできず。とりあえず進捗状況を見てもらう。完成しても技になるのかどうか、考案者で実行者である(あ)が一番疑問を持っているんだけど。
 先生の方は、約束どおり振付を考えて下さった。いずれにしても、新技の完成度によって振付が変更される可能性大(笑)。振付の説明に加えて「今回のダンスの大きな目標は、まずハンドシグナルを無くしていくこと。そして遠隔を中心に頑張りましょう」と目標を提示された。
 そういやルーシーは、これまで特別に遠隔を練習したことがなかった。というのも以前マットを習っていて、なんとな〜くできるような気になっていたからだ。しかし、本当の遠隔は、離れた場所にいても指示に従って動けること。スペースを有効に活用して、大きく動くためには必須である。
 遠隔台に上げるには若干不安があるので、まずはマットで練習。ツイテの位置から「マット」の指示を出す。いつもの教室(この日は北神戸)とは違うので、マットが敷かれた場所も違う。景色が違うだけなのに、ルーシーは当惑気味でマットを探していた。何回かトライして位置が分かった頃でも、こちらを振り返りながらマットに近づく。先生から「真っ直ぐマットへ進むように動機をつけましょう」とアドバイス。指でマットを示しても、なぜかルーシーはマットに近づきつつ振り返る。マットにフードを置いて「犬まっしぐら」を強化(笑)。スタート前は、ツイテの位置でルーシーの体を押さえつつ「マテよ〜、マテよ〜、まだよ〜」と煽る。先生に「マットの位置を変えても、同じようにできるように練習してください」とのこと。
できるようで、できないことを教えるのって妙な感じ。最終的には、距離を確保した上で、こちらに集中させたまま指示に従わせるようにするらしい。
 休憩時間にマイケル談義。実は、以前に書いた1カ年計画の最終目標は、ルーシーと『スリラー』を踊ることだった。そのことを以前の授業中に先生に話したら「え〜!!Iさん(私のこと)が『スリラー』ですか?」と非常に驚かれた。その驚き具合に、こっちが逆に驚いたけど。・・・そんなに、おかしいかしら?「いや〜、これまでと全くカラーが違うから・・・」。音楽自体は、そうかもね。
 先生が「なんで『スリラー』なんですか?」というので、「今年は絶対マイケルのネタが来ると思うから」「yo○tubeですごく好きなドッグダンスがあってね」と、その時は誤魔化した。今年は、マイケルのロンドン公演でもう一波乱起こると思っていたし、好きなドッグダンスがあったのも事実だから。ただ、マイケルのネタに関しては予言が当たっていたけど、まさか亡くなるとは思わなかった。
 本音は「『スリラー』のゾンビなら、前傾姿勢で踊っても違和感がないかも」と考えたからだ。姿勢の良いゾンビはいないだろうから(笑)。
 そのことを正直に話したら、先生は「なんだ、そういうことですか〜」と大爆笑。よしんばハンドシグナルが無くなっても、姿勢を良くするのは難しいだろうなぁ。姿勢良く踊れたら、見た目もキレイだし格好良いんだけど。ルーシーの様子を逐一見ながら踊っている限りは、なかなか姿勢を正せないと思うんだな。
 ま、1カ年計画はすでに崩れてしまったので、(あ)と『スリラー』で踊ることはないと思われる。先生はコワイのが大の苦手なんだけど、『スリラー』は聞くのもコワイらしい(爆)。しかたがないので、(あ)の大好きなドッグダンスをご覧下さい↓

 このRichard Curtisさんもドッグダンスの第一人者。(あ)が彼のダンスが大好きなのは、必ずユーモアやジョークが入っているから。真剣なダンスも好きだけど、見る側が笑顔になるようなダンスは本当に魅力的だと思う。ちなみに『スリラー』の最初にワンコが入るのは棺桶という設定です(笑)。