ルーシーvsコング

 夜、屋内のトイレシーツでNo.1(小さい方)を済ませたら、お楽しみのコング。ルーシーは、誰に似たのか、REPEAT 誰に似たのか、丸飲みの早食い野郎である。
 青空ちゃんなどは、ガムを与えたら最初に全体を噛みまくり、長い時間をかけてフニャフニャにしたところを、おもむろに食すそうだ。ルーシーにガムを与えたら、ともかく口に入るだけ噛みきって、早く胃袋に収めようとする。ハラペコで死にそうな経験などしたことがないのに、どうしてこんなに食い意地が張っているんだろう?
 ある日は、鶏のトサカ(ドライタイプ)を与えたら、喜んで口に入れたが、ギザギザのところが喉に引っかかったらしく「ケッ、ケッ」とえづき、急いで水を飲んでいた(笑)。
 ビスケットを割ると、両方の手のビスケット片を見て必ず大きい方に行く。そして急いで大きいカケラを飲み込んで、もう一方も「チョーダイ」と催促する。だからといって、他のワンちゃんと食べ物を巡ってケンカになったことは記憶にないから、ダメモトで催促して、あわよくばゲットしようということなのか?
 ちなみに、ルーシーは歯ごたえの良い食べ物が好きらしいので、棒状のアキレス(ドライタイプ)を与えることが多い。それでも1分以内になくなる。美味しい物、好きな物、普段は口にできない食べ物ほど、噛まずに丸飲みしてしまう傾向がある。 以前サンタちゃんのママさんに、超高級ドッグフードのサンプルをいただいたので、ルーシーを落ち着かせて待たせ「いいか?高級品なんだからね。味わって食べるんだよ」と差し出したら、異次元にワープしたのか?と思うようなスピードでフードは消えた。
 コングとて例外ではなく、2分ももてば良い方だ。長距離ドライブに備え、ドッグフードを水で湿らせてコングの中に詰めてコングごとカチカチに凍らしたこともある。クレートにルーシーとコングを入れて走りだしたところ、ルーシーは10分と経たないうちに完食してしまった。
 (あ)も少し考えた。ゆっくり食べさせる方法はないだろうか?コングには2つ穴がある。一方にアキレス、一方にシャークボーン(鮫の骨)を入れたら、結構持つのではないだろうか?
 アキレスは上の穴から入れて、8ミリほど頭を出すようにする。シャークボーンは料理バサミで短く切って、下の穴から空洞内を横切るように詰める。アキレスがコングから出ている部分を噛みきるのではなく、そこを歯に挟んで引っ張れば出てくる。頭の良い子ならすぐ覚えるはず。難易度1(爆)。ルーシーは元来前足の使い方が下手で、何にでも口を持っていこうとするから、手でコングを押さえるのを覚える訓練にもなるかな?
 一方、シャークボーンは少々技術を要する。コングを両方の前足で押さえて少しカミカミすれば、下の穴からコロリと出てくるはずなんだけど。難易度3くらい?
 実際にやってみると、予想外に長持ちすることが分かった。簡単な方のアキレスをゲットすると、ある程度の達成感を味わえ、次のシャークボーンへの動機づけになるようだ。興奮してアウアウ言うことも。
 その一方で、誤算もある。ルーシーは前足の使い方を覚えたのではなく、コングを口にくわえて床にたたきつけるようになった↓。オマエはカラスか?!

 この動画はまだ成功した方で、骨が出てくるまで、延々コングを床にたたきつけ、ひどい時は廊下までコングを追いかけてやっている。頻繁に頭を上下動させるのに疲れて、コングを置いて「うらめしや〜」と眺めていることも。
 コングを与えて遊ばせている間は、ゆっくり鑑定団を見ようと思ったのによ〜。ゴンゴンうるさいんだよ、全く!