おばさんの独り言

 昨日の夕方、公園の隅っこでルーシーとディスクで遊ぶ。前日まで雨続き、翌日から雨と分かっていたから、貴重な晴れ間だ。明日の分も運動させて貯金しておきたいけど、前日までの借金があるもんなぁ(笑)。
久しぶりだから、ルーシーは大興奮。キャッチの瞬間に「アウッ!」と気合いが入る。帰りも速い。やっぱりコイツはディスクが好きなんだなぁ。
 ディスクの合間に大好きなおやつを出して、ちょこっとダンスの練習。ルーシーも、こちらに促されて、一応やることはやる。だけど、おやつをもらったら、隠れ場所の木の後ろへ一直線。こちらは盛大に褒めてやろうと思ってたのに。ドライなのね(泣)。
視界の端に2人ほど人間の姿。犬の姿はない。立ち止まって見ているらしい。まぁ、そういう事も珍しくはない。ルーシーが行かなければ大丈夫。「ルーシー、行かないよ」とあらかじめ注意。
 そのうち少し近づいてきた。隅の方の石段に座った。どうやら座って見学らしい。ルーシーがキャッチする辺り。キャッチした瞬間に「カム!」と声をかけ、相手のところへ行かないように注意。戻ってきたら盛大に褒める。相手がどれだけ留まるかが分からない。あらかじめ注意を与えておいたら、今日のルーシーはそちらへ行かないだろうけど。う〜ん、それでもディスクを投げる方向を変えた方が良いかな?
 そう考えていたら、なんと2人はこちらに近づいてきた。若いカップル。(あ)が荷物を置いていた石段の辺りまで来た。

 男性「すいません。ちょっと見ていてもいいですか?」
 はぁ、どうぞ
 男性「格好良いですね」
 いや〜、ウチのはタヌキなので。もっと上手な子が沢山いますよ。
 男性「噛みますか?」
 噛みはしませんが、飛びつき癖があります。本人はチューのつもりだけど、大体が頭突きになるので。
 男性「シツケは大変ですか?」
 う〜ん、ハイ。そうですね。(二人がどういう関係かは分からないけど、もしボーダーコリーを飼おうと思っているのなら、事実は教えておいた方が良いもんね)
 男性「ボク、実家でシーズーを飼ってるんですけど、何もしないんですよ。」
 彼女らしき女性は非常におとなしく、男性の側でニコニコしながら話を聞いていた。
 結局カップルさんは、(あ)の側の石段に並んで腰掛けて、しばらくルーシーのディスクを見ていた。ルーシーも自分が注目されていると分かったのか、いつもよりハッスル。つくづく現金なヤツ(苦笑)。「私はディスクで忙しい〜」と相手に全く近づくことなく、せっせとディスクを追う。カップルはしばらくして「ありがとうございました」と声をかけ、去って行った。
 公園でカップルを見かけることは多いけど、大体が2人だけの世界を楽しんでいる(笑)。ハナから「ジャマしないでオーラ」を盛大に発しているので、こちらから声をかけることはないし、ましてやルーシーを近づけることもない。そのくせ、これ見よがしに芝生の真ん中に座ってイチャイチャしてたら、心の中で「チッ」と舌打ちすることはあるし、わざと相手に聞こえるように「ルーシー、アンタまだウンチしてないで。ウンチしーやー。」と声をかけたりする(笑)。カップルの方から声をかけられるなんて、この公園に出入りするようになって初めてのことじゃないかな?
 初々しく、礼儀正しく、さわやかなカップル。う〜ん、良いねぇ→大きなお世話(笑)。