壁土クッキー

 世間はクリスマス。(あ)は駆け込みで仕事が入っていたし、(た)は出張や飲み会や飲み会で忙しい。つい最近まで毎週末、車で出かけていたルーシーは、すっかりスネてしまった。週末おでかけパターンはここ1ヶ月ほどの話なので、その前の過ごし方に戻っただけなんだけど。うらめしそうに、こちらの顔を見上げては、聞こえよがしに鼻からタメイキをつく有様。
 「クリスマスだし〜」と、(文字通り)重い腰を上げた。ライ麦粉を使って、低カロリーのクッキーを焼くことに。
 ネットのレシピでは、トマト・バジル味だったけど、トマトペーストがない。カッテージチーズ味とクランベリー味にしようかな?クランベリーの袋を見たら、クランベリーより砂糖が先に書いてある。砂糖の量の方が多いということか?という訳でクランベリー味は却下。松の実があったけど中国産。これも却下(人間用ですな)。カッテージチーズは、思ったよりも硬くて生地に馴染まないし、トマトペーストに比べ水分が少ないようだ。
 ライ麦粉・小麦粉・カッテージチーズ・マッシュしたサツマイモを入れて混ぜる。ところが、こねてもこねても全くまとまらない。まとまった部分は、ほとんど壁土(笑)で、その他は粉のまま。しかたがないので、ヨーグルトを投入。ようやく粉の部分が無くなった。サラダオイルを加えて、さらに混ぜ、ラップをかけて種を寝かせる。
 場当たり的になんやかんや加えてしまったので、全体量がどんどん増えてしまった。延ばして小さな円状に切ったら、天板2枚にギッチリ(爆)。やっぱり計画性のない人間のやることはダメだねぇ〜。
 できあがった物を見ると、外側はカリッとしているのに、内側に若干水分が残ってしまった。もっと延ばして薄くしたら良かったなぁ。カントリー・マ○ムみたい。でもこれ以上焼くと、外側がコゲちゃうし。(あ)が試食したところ「ほのかに甘い壁土?」という印象(爆)。内側をシットリさせるなら、ベーキングパウダーを加えてパンにした方が良かったのかな?
 我が家のモニター(2匹とも)は、全くアテにならない。そのうちルーシーは最低のモニターだ。「普段食べられない物=美味しい物」と思いこんでいるからだ。でも、コイツのために作った訳だしね。とりあえず千切って与えてみる。
 一旦カケラを口にくわえて地面に置き、ニオイを嗅いでから食べる。ヤツも壁土と思ったんだろうか?前科者(コンクリートの壁を囓って食べた)のクセに。2回目からは丸飲み。それじゃモニターの意味がないじゃん!!噛んで味わえよ〜!!
 材料には、体に悪い物は一切入っていないし無添加だし、Xマスの押しつけプレゼントにすることに(爆)。
 来年は、もうちょっとマシなクッキーができるように頑張ります。

 かぶり物は苦手。机の下に逃げ込む。

 食べかけのクッキー片手に記念撮影。だんだん近づいて来て鼻の穴が広がる(笑)。