公園で考えた。

 突然春の陽気。でも週末は厳冬に逆戻りらしいけど(泣)。
 朝はS田谷公園へ。ダニ避けをしていなかったので、とりあえず恒例「山のアホ走り」はキャンセル。で、排泄させようといつものコーナーに行ったら、こんなものを発見↓。

 S市内の公園は自然の一部を残しているところが多く、そこには野性生物や野生化したペットが住んでいる。我が家の側の遊歩道でも、夜間はキツネやタヌキ、イタチなどを目にすることは多い。初めは生ゴミを漁ることが問題だったけれど、住民側がゴミの処理にかなり気を付けるようになってきた。これに反して発生した問題が、一部の人達が野性動物や野良のペットに餌を与えるようになったこと。
 まず、野良猫や野良犬に餌だけ与えるというのは、いかがなものか?確かに捨てた人間が一番悪い。これらの猫や犬は、自分達には全く罪はないのに無責任な人間の代償を払っている。本当に可哀想だ。でも可哀想と思うなら、自分で飼うなり、捕まえて保護先を見つける手伝いをするなり、保護団体に寄付するなり、他の方法があるのでは?
 動物を飼うことは、餌を与えるだけではない。それが分かっているから、一番安易な方法を採っておられるのだろう。餌を与える人達が、優しい気持ちや親切心からされていることだということは、ある程度理解できる。それでも、野良の子供達はどんどん増えていくし、生存競争はますます厳しくなるだけだ。そんな事態を望んでおられるのだろうか?
 次に野性動物に餌を与えること。
 「自然を壊して自分達が住まわせてもらってる。そのせいで野生の動物が口に出来る餌が減っている」という理屈は理解できる。しかし、実際に生ゴミや人が与えた食べ物を食べた野生動物が皮膚炎にかかったり、車が行き交う地域へ出没するケースが増えている。
 「ドッグフードやキャットフードなら大丈夫では?」と仰る方もおられるかも。相手が犬や猫ならまだしも、タヌキやキツネなどはどうなのだろう?保存料など自然界にない物を体内に入れることで、アレルギーなどを引き起こすケースも多いのだと獣医さんから聴いた。
 環境保護は早急に手を打たないといけない問題だと思う。でも足並みを揃えないと効果は望めない。ひとつの問題についても考え方は一人一人違うから、揃えるのは至難の業だ。もしかしたら(あ)の考え方だって状況に合わないかもしれないのだし。いずれにしろ行政は正しい考え方をキチンと打ち出すべきじゃないかね?

翌日は雨と聞き、昼から別の公園へ。デンデケ走ってグウグウ寝て。
ルーシー、オマエは本当にお気楽だねぇ。