頭が痛い〜

 オリンピックが始まって(あ)はフィギュア・スケート観戦三昧(爆)。自分はスケートもダンスも全くダメだけど、子供の頃からフィギュアを見るのは大好きだ。
 他の団体のドッグダンス、もといケーナイン・フリースタイルを見学して、どうやら彼らが目指しているものは「犬とフィギュア・スケートを踊る」ようなイメージなのだなぁと思った。フィギュアのショート・プログラムは2分50秒だから、ケーナイン・フリースタイルの目安である3分(3分以上のクラスもあるけど)に近い。実際、フリースタイルの競技会では、フィギュアの大会で使用された音楽が使われていた。フリースタイルで動作の優雅さや滑らかさを要求されるのも、そのせいかもしれない。
 3週間前から、A先生と一緒に新しいダンスの構成づくりに頭を悩ましている。(あ)が出す案は、どれもこれも以前どこかでやったことのある印象なのだとか。A先生は、例によって頭の中の基準が青空ちゃんなので(笑)、技のレベルだけでなくスピードまで高すぎる。なかなか意見が合わず、二人とも「これで行こう!」と自信を持ってGoサインを出せない。
 先生の「アッサリし過ぎ」の指摘で、(あ)が新しいポジションでのヒールワークを提案すると「何を見せたいのか分からない」と言われた。一方、先生には連続エッサを提案されたけど、(あ)が却下。エッサは、確かにワシらのオリジナル技だけど、あくまでコロンブスの卵としての価値しかない。だから、ツナギとして単発で使う以外に使いたくないのだ。ま、そんなこんなで難航している。
 元より、ルーシーにできる技は限られている。その上、先生はルーシーの年齢を考えて「新しい技を覚えるより、今まで覚えた技をより正確に」と仰る。切れる手札が決まっている以上、構成が似たようなものになるのは当然ではないか。
 ルーシーの場合、技の好き嫌い、得手・不得手がハッキリ見えてしまう。正確さをアップさせようとすれば、苦手や嫌いな技を繰り返し練習することになる。やれやれ、またもやアメとムチ、なだめたり、すかしたり、フラストレーション山積みの日々が始まる訳やね。ワシらにとって、これが一番難しい課題かもしれないなぁ。
 今日は男子シングルのショート・プログラムをぼんやり見ていた。演技時間だけでなく、ジャンプの数や種類をはじめ技の内容も規定されている。それなのに、どうして、それぞれ印象が違うんだろう?同じ人の演技でも、音楽や衣装が違うとはいえ、どうして前回のプログラムと印象が違うんだろう?
 オリンピックに出場する人達だから「ジャンプが得意だから規定の3種類より多く入れたい」とか「スピンが苦手だからナシ」とかワガママ言うことはないだろうけど。どうやって構成を作っているんだろう?訊いてみたいものだ。