オリジナリティーの問題?

 いやいや、見応えのある試合でしたねぇ、フィギュア・スケートの男子シングル。仕事がないのを良いことに、10時から最後までTVにかじりついてしまいましたわ。確定申告の用意もせんとイカンっちゅーのに、最初のグループから見てました(笑)。経験の浅い、若い選手が大半を占めていたようです。それでも彼らにとっても4年に1度の舞台ですから。オリンピックの舞台では、スケーティングのスピードが違うのが分かって、それに合わそうとしてスタミナ切れ、集中力切れを見せる選手も多かったです。構成の最後にジャンプを入れていた選手は、かなりきつかったみたい。失敗した選手は、苦い経験を将来活かしてくれることでしょう。
 今日はフリーなので、全員が自分の持ち味を前面に出すような構成でした。ランビエールは、やはりスピンを中心にしていたし、ライサチェックや高橋は難易度の高いステップを強調し、ジュベールはジャンプを核にしてキレのある演技のアピールを計画していたようです。だけど、なぜか音楽は、ショート、フリーともに、全体的にタンゴが多かったような気がします。で、今日のアイスダンスのコンパルソリーもタンゴ。なんでかな?流行?
 そんな中で、ギョッとした作品がありました。北欧の選手が精神病をテーマにしていたのです。衣装も拘禁服みたいだったし、叫びながら滑っていました(爆)。彼は4回転ジャンプを見事に決めましたし、その他のスケーティングも上手かった。解説も「彼にしかできない演技」とオリジナリティーを評価し、人間の苦悩を表現したならば、かなり深淵な意味を持つ作品だと思います。実際の評価も高かったです。でも、フィギュア・スケートのテーマとしては、どうなんでしょう?哲学的なものや個性的なものが大好きなフランスならともかく、綺麗なイメージばかりを踊るロシアあたりだと「あり得へん!」と言われそうな気がします。
 以前、自分がドッグダンスの候補曲を選んで先生に聴いてもらった時「これは、いかがなものでしょう?」と言われ、却下されたことがありました。曲のテンポも良い、長さも良い、曲調も明るい。だけどタイトルが「ろくでなし」(笑)。先生曰く「ドッグダンスに『ろくでなし』はないんじゃないかと(苦笑)」

 曲の最後に、歌手がヤケクソになって歌うところが、ルーシーの逆ギレを彷彿とさせ「まんまやん」と選んだんだけど。場合によっては、鼻に入れるピーナツも用意しようと思ってたんですけどね(爆)。
 オリジナリティーが許される範囲って、どこまでなんだろう?←そんな大層な問題かっっ(爆)!

 ろくっでなっし〜♪ あ、ろくっでなっし〜♪ なんってヒドイ、言い方〜♪

 あ、ルーシーじゃなくて(あ)に合った曲だったか(笑)。

↑本家は格段に上わ手。亀田のハッピーターンは、さすがにムリだと思う(爆)。