実験 猪木なハンドラー

 ビックリするくらい暖かい天気が続いたかと思ったら、それなりの三寒四温。氷点下の気温がなくなったのは嬉しいけど、天気が悪くなるのは困るなぁ。晴れたと喜んでいたら、黄砂+花粉+ルーシーの抜け毛で、目が妙な感じ。毎日シャカリキになって掃除機をかけてるんだけどなぁ。今週は雨続きらしいので、黄砂と花粉くらいは洗い流して欲しいもんだ。
 ダンスの練習もしなきゃイカンのだけど、ふと、実験心がうずいてしまい(爆)バウの練習をしてみた。バウは、犬の「遊ぼう」と誘う時のポーズ。ルーシーには、無意識にとる姿勢なので、逆に教えるのが難しかった。今では(た)が「バウ」と声をかける度に、ルーシーはアウアウ言いながら、米つきバッタみたいにやってるけど(笑)。
 これまでは四つ足で立った状態からの「バウ」。つまり上体だけを下げて床につける動き。今回教えているのは、フセからのバウ。つまり上体は床に付けたままで、後ろ半身だけピョコッと挙げる動き。最終的にとるべき姿勢は既に理解しているから、これくらいはできるだろうと思っていた。でも、例によって大間違い(笑)。
 まずフセの状態で「バウ」と声をかけると、ルーシーは困惑した表情になった。そして、ゴロンをしてみたりベリーアップの姿勢をとったりと、命じられていないのに、フセの姿勢からスタートする他の動きを披露してみせた。「違うよ」と声をかけ、通常のバウをやってみる。本犬は、自分が理解できる指示だったので、「アゥッ!」と気合いを入れてバウをしてみせる。ぞうきん(バウ・バック)のオマケ付き。
 いちいち、要らんことをするやっちゃ〜(苦笑)。
 しかたがないので、初めから教えることに。一旦伏せさせて、片手で鼻面におやつを近づけ、もう片手をルーシーのお腹の下に入れてグイッと立たせる。それでも、ヤツはおやつに集中しているので、コマンドが耳に入ってるかどうかは疑問。おやつの位置を下げて、ルーシーの視線を下げさせると、バウができるんだけど、こちらが立ったままだとゴロンをしたり、命じられていないことをする(苦笑)。
 思わず「ヤロ〜」と声が出た。さては、分かってるクセにやらない気だな?
 「何なんだ、このヤロ」と声が出た。ルーシーが、伏せた。
 「なんだ、このヤロ」今度は、眉間に皺が寄る。ルーシー、意味もなく床のニオイを嗅ぐ。
 「なんだ、このヤロ」下あごが出て、一歩ステップを踏んだ。
 すると、ルーシーはピョコッと後ろ足を立てた。
 ゲッ、猪木なら指示に従うのかよ(爆)。
 もう一回、猪木になりきって「なんだ、このヤロ」と言ってみたところ、「アゥッ!!!」と気合いMAXのバウができた。
 結論:
ハンドラーが猪木になりきると、犬はやる気のあるバウができる
↑実証済
 皆さんも、お試しあれ(笑)。